応援コメント

それは恨みか復讐か「手 La Main」」への応援コメント

  • 拍手、拍手、拍手。
    昨日、柊さんにYoutubeを教えていただき、さっそく、試してみました。おー、すごい。世界が広がりました。

    まず柊さんのエッセイを読み、フランス語の短編映画に行き、次に英語の朗読にいってみました。これからはこういう楽しみ方ができると、うれしくなりました。

    映画での話は小説とは少し違っており、手はガラスケースにいれられており、給仕が東洋人。(アメリカインデアンなら、もっとおもしろいかな)
    中指も後で発見されるのではなくて、医者が虫メガネでローウェル氏の首の傷を見て、骸骨に絞め殺されたようだと言った後で、判事がイギリス人の口を開いて取り出します。映画には映像ならではのおそろしさもあり、たとえば給仕が判事の肩に手をかけたりすると、判事も私(視聴者)もぎくりとしました。

    これはコルシカで起こった事件というのが鍵ですよね。コルシカには復讐を遂げなければならないという掟があるそうで、そんな島に連れてこられた「手」が、今でも人狩りを自慢に思っているローウェルを見て、復讐を考えても、不思議ではないです。

    この短編を選んだのは偶然なのですが、今はハロウィーンの週末で、ぴったりでした。アメリカ人はハロウィーンにはおそろしい映画を観る習慣があり、私も「ゾンビの復讐」というのを見たことがありますが、「手」は質が別レベル。出逢えて、ラッキー。柊さんには、たくさんのことを教えていただいています。ありがとうございます。




    作者からの返信

    九月さん、拍手とコメントありがとうございます。
    仰っていた映画がわかったので観てみました!10分ぐらいの作品ですよね。この短編映画はChez Maupassant シリーズと違って小説に忠実だなと僕は思いました。手を壁に繋ぐのが制作上難しかったのかな。できれば鎖で巻かれた手を見たかったですが。殺されて終わりかなと思っていたらクレジットの最後に手が墓にいるシーン!このラスト怖かったです(笑)
    コルシカ島が舞台になっているのが鍵、まさにそうですね。

    この短編はハロウィンにぴったりでしたね。(怖い映画を観る習慣があるとは知りませんでした)楽しんで頂けてよかったです。こちらこそ色々教えて頂きありがとうございます!

  • 今まで紹介してもらった中ではこれが一番読みたい。

    作者からの返信

    月森さん、
    こちらにもお越し下さってありがとうございます!
    あっ、これがいいですか!
    この作品って細かいところが一切説明されていないのが好みが分かれそうなんですけど、そこが逆にいいんでしょうか。
    個人的にはイギリス人の絶妙に病んだ感じが好きです。

  • 柊さんこんばんは。
    今夜は「初雪」で分かり合えない寂しさをしみじみと感じ、「夜会」の漫画的コメディ展開でニヤニヤし、「温室」の更年期愛の劇場で女中の賃金値上げにほのぼのして……ときて、最後にこれ! なんて恐ろしいホラーでしょう!

    ミステリだとしたら伏線になりそうな手紙のくだりとか、下男の聞いていた誰かと言い争う声などなど、全部投げっぱなしにされてしまって、これまでのモーパッサンの緻密に事実を積み重ねるような構成とはまた全然別物で、おお!となりました。
    この、第三者には何もわからないまま事件が終わる感じ、かえって実録なのではないかという気すらします。
    モーパッサン先生と呼ばせていただきたいです。

    作者からの返信

    鐘古さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    この話は視覚的にもなかなか衝撃的なホラーですが、確かに「あれは何だった?」という伏線のモヤモヤ感がなんとも言えませんね。事実のかけらだけ散らかして一切の説明なしでねじ伏せるのもありなんだなあと(笑)

    各話へのご感想もありがとうございます。なるべくバリエーション広く取り上げたいと思っています。


  • 編集済

    食事中ではないのですが、これから寝るところです。悪夢をみたらどうしましょう?(;(;Д;)手が出てきたら、握手すればいいですか?でもそんなことをしたら、握り潰されそうです。トマトでも与えておいたらいいですかね。でもトマトはすぐに潰れちゃいますね。カボチャでも与えておいたらいいですかね。

    ……アホなコメントは控えようと決めたのに、難しいです( ´Д`)=3

    作者からの返信

    ちょっとキツいのが続きましたね。すみません。あまりお休みの前に読む内容ではなかったかな。
    でもそこまで怖くもないでしょう?
    僕はこれは素直に復讐譚として読むのが面白いと思います。目には目を、手には……。

    今宵の安眠をお祈りしております。
    夢に出てきたら猫の手で猫パンチしてください🐾

  • 毎回『お見事!』と膝を叩いてしまいますっ!モーパッサンも、柊様の解説も、本当にお見事っ!

    『みせない』作品こそ、本当に怖いものですよね。
    みせずに、漂わす。
    登場人物の経歴。
    『謂われ』の真相。
    事件があったその夜。
    何があったのか、何故そんなことが起こったのか、これから何が起こるのか・・
    なかなか『怖い』作品に出逢えないため、こちらも是非読んでみたいですっ!(実は怖いお話大好きなんですっ!)

    ありがとうございましたっ!

    作者からの返信

    呪文堂さま、コメントありがとうございますm(__)m
    不気味さだけを漂わせて他の説明がないことが余計に想像力をかきたてますね。
    復讐なのか、自滅なのかはっきりせず。
    このイギリス人の男が精神的にかなり危なげな人物であることで色んな解釈ができますね。
    事象の怖さより精神世界の怖さが際立っていると思います。
    本当に上手いですね。

  • ホラーともミステリともとれる作品ですね! 手のしわざに見せかけた殺人とか。精神的に追い込まれていったように見えますし、手紙を送っていた相手が誰かが気になります。

    作者からの返信

    橋本さん、こちらもコメントありがとうございます。
    一切の種明かしがないのが読者に色々想像させるところですね。この話に肉をつけていったらサイコっぽいミステリが出来上がりそうです。怪奇譚というジャンルではありますが、余白がいっぱいあるだけに読者によって自由に解釈ができるのでしょうね。

  • 怖いけど不思議な作品ですね。
    分からない事だらけ。
    人間をたくさん仕留めたというあたりから、ほんと、分からないことが多い。
    モーパッサン、何を描きたかったんでしょうね?

    作者からの返信

    こちらにもご感想ありがとうございます。
    モーパッサンのホラーは正体の分からないことに対する恐怖心がテーマだと思います。理屈で説明できないような。
    この男は外国で惨殺をしてきたのだと思いますが、自分が呪われているという思い込みがあるところは、どこか自責があったのかとも思わせます。まったく種明かしがないので、ちょっとモヤモヤする話ですね。

  • おお、これはホラーですね!そんな危ない手なら、取っておかなきゃ良かったのに・・・とは思います^^

    作者からの返信

    神原さん、ありがとうございます。
    食事中ではなかったですか?(笑)
    飾っちゃった時点でもう憑りつかれていたような気もしますよね…

  • 真相は闇の中というのが恐怖を更に煽ります。
    「手」が、サソリかクモのようにそこら中を這いずり回る姿……視覚的にゾッとしますね!!

    作者からの返信

    手が這いずり回るって、想像しやすい絵ですよね。魂があるかのように...!

    次はお気楽ラブコメです ^^

  • これは怖い作品ですね。

    本当に人間の奥底の恐怖を描いて、前回の夫婦の作品といい、名手ですよね。

    作者からの返信

    コメントをありがとうございます。
    話の運び方が上手いですね。狂気も感じさせますし、全てを明らかにしないところがまた怖いです。

  • 食事中に読書はしないので大丈夫です♬
    (三回も気遣われていたのでちょっとウケましたw)
    夏向きホラーの定番って感じですね。
    本当に手に殺されたのか、よくできたトリックなのかはわかりませんが、人から恨みを買うことは避けた方がいいな、と改めて思いました。

    作者からの返信

    種明かしをしないところがいいですね。不気味さ倍増します。ローウェルが過去に何をしたのかも想像するとエグいです。
    図らずも夏向けホラーになりました。涼しくなって頂ければ幸いです ^^

  • モーパッサンの引き出しの多さに驚いてしまいます。
    夏の夜にはいいですね。

    柊さんの気遣いもいいです。

    作者からの返信

    いやいやホントにエグいので。
    モーパッサン怖い話けっこうあります。怪奇集もあるぐらいで。
    怪談は夏の風物詩ですね。