編集済
柊さん、こんにちは。
私もミーハーで、音楽家や画家がいたら、ついて行きたいほう。だって、どんな人なのか、どんな家に住んでいるとか、知りたい。おもしろいじゃないですか。
この公証人のサブァルおじさんはとても素朴でよい人。同じミーハーでも、私は掃除なんか頼まれたらすぐに切れて帰るけど、おじさんは掃除だけではなく、買い出しをしたり、パーティの準備。画家のロマンタンはパーティをするって言ってたけど、全然、用意をしていないんじゃないの。まあ、画家(ボヘミアン)は夢は見るけど、計画的じゃない人が多いものね。
そこに彼女が現れたり、酔っぱらった招待客がやってきて。でも、人のいいおじさん、飲んで歌って踊って大騒ぎ。気がついたら真っ裸で寝ていたのでした。
ほうほうのていで町に帰り、「画家っていうのは、低級だ」なんて言っているのですよね。
まるで短篇コメディ映画のよう。はじめから終りまで、絵が浮かびます。やはりモノクロがいいな。この役には演技力が必要。最後はおじさんが文句を言いながら、それでもパリのクレージーな一晩を懐かしがっている表情で、Fin。
好きです、この作品。
作者からの返信
九月さん、コメントありがとうございます!
憧れの人をもっと知りたいって気持ちはきっと誰にでもありますよね。でもこの話のように知らない方がよかった……なんてこともあるかも(笑)
モーパッサン自身もノルマンディー出身ですけど、田舎でだけ活躍できる人の井の中の蛙状態を皮肉ってるところありますね。あとパリの人の軽薄ぶりもよく分かっている(笑)芸術に憧れているけど公証人という面白みのない仕事をしているギャップも面白いです。でもこのムッシュはなんだか人間くさくて可愛いですね。
そういえば「Chez Maupassant」というシリーズがYouTubeにあって、モーパッサンの短編をドラマにしているんですが、この短編も入っています(白黒じゃないですが)。このシリーズ、セリフなどかなり脚色しているので原作どおりじゃありませんが、衣装や舞台は当時の雰囲気がよく出ているんじゃないかと思います。もしも興味があったらちょっと観てみてください。
編集済
圭介さん、こんばんは!
あれ?下の名前で呼んでいたかな?久しぶりなので忘れてしまいました。
あ、思い出しました!ひいぴょんって呼んでいた気がします!笑
今回のお話は、有名人と友達になりたいなのですね。実は私も、ひいにゃんという癒し猫と友達です。
そういえば!短編下げたのですね。ひとつ読んでない作品がありました。早めに読んでおけば良かったです。・(つд`。)・。
ミーハー男の悲劇……ちょっとこれは、私も気をつけないといけないと思ってしまいました。だってオペラよりも、アーティストと友達になれるほうが魅力的なんだもの。みんなは有名人のパーティー、興味ないのかしら?私なら行っちゃうな。そして服や財布を盗られちゃうんですよね。モーパッサン先生から、ミーハー遊井への忠告として受け取っておきます。気をつけよう。
ε=ヽ(*・ω・)ノ
あれ?今通っていったのって、マカロン鈴木さんじゃない?
キャー(ノ≧▽≦)ノ有名人みーつけた♪
ひいぴょん、すみません。私追っかけますのでこれにて失礼します。ではっ!
作者からの返信
遊井さん、こんばんは。コメントをありがとうございます。
圭介で結構ですよ。ひいぴょんは初めて聞きましたが(笑)
ひいにゃんは有名ではありませんが癒し猫になれるのならとても光栄です。
短編ね、ええまあ下げました。すみません、レビューとか下さっていたのに。ほんとにごめんなさい……。そのうち気が向けばまた掲載するかもしれません。その時に気が向いたら目を通していただければ……と思います。
遊井さんは正直ですね。そんなミーハーですか?でもどうでしょうね、自分も目の前に安易な話があれば靡いちゃうのかな。
あとこれは井の中の蛙と同時に都会人のいい加減さも描いてますね。
公募はどうですか、進んでますか。いやプレッシャーじゃなくて。思い通りに書けておられるなら何よりです。執筆がんばってください。心ばかりだけど応援していますので。
それから、先の返信は遊井さんに向かってお話しするべきことではありませんでした。どうぞお許しください。m(__)m
カフェ「死んだドブネズミ」は実在するのですね! 凄いネーミング!!
本当にドブネズミの如く打ちのめされてしまう結末。逆恨みできる気力が残っていたから良かったですね。
「井の中の蛙」が「大海」を知った時の気持ちの一例がスパイシーなユーモアになるのは、モーパッサン先生の手腕なのでしょうね。
日本にはモーパッサン先生の翻訳本が沢山あります。おそらく日本人に馴染んでいるフランス文学家だと思います。昔(大正時代)の本には「モオパスサン」と書かれていまして、「モーパッサン」だと気付くのに少々時間がかかりました(^^ゞ 柊さんは日常的に原文を読まれるのでしょうか?
作者からの返信
短編の中には実在するお店も時々出てきます。当時の風俗文化が見えるようで面白いです。このお店は有名だったようで、写真も残ってますよ。サヴァルさんは現実のパリの洗礼を受けてしまいましたね(笑)憧れで留めておいた方が幸せだったり。
ひいなさんは最近大正にハマっておられますね(似合う)。レトロな表記の仕方…確かにすぐには誰か分からないかも w
翻訳版は持ってないんです。というか日本語の本をほとんど持っていなくて(全部売ってしまったので。後悔してます)モオパスサンは休みの間に「女の一生」をまた読み直しました。
訳者によって文章が変わってしまうでしょう。僕も自分の受けた印象そのままに書いてしまってますが、なるべく分かりやすく出来ればと思います。
「死んだドブネズミ」ってすごい名前のカフェですね。そんな命名をしてお客さんが呼べるんだと感心しました。このカフェは実在したそうですけど、さすがに今はないですよね?建物が残っていたら(多分あるだろうなと思いますが)、今度パリに行く機会にでも(いつになるかわかりませんが)見てみたいです。
作者からの返信
田鶴さん、コメントありがとうございます。
"Le rat mort" はピガールの有名なカフェだったみたいです。今は銀行の建物になってたはず。。モーパッサン時代の有名カフェも銀行とか保険会社とかになってしまって、今はないのが残念です……