応援コメント

小市民の生活辞典「首飾り La Parure」①」への応援コメント

  • アマゾンで無料で読めるんで、他の人が訳したものを読みました。

     一番最初に思ったのは、「訳す人によってこんなに違うんだ」ということですね。社会状況まで書いて下さってる柊さんの方が、もちろん面白く読めました。

    ただ、当時の社会概念がわかってないと読み解けないな、とは思いました。なので教えてください。

     女性に対する価値は低かったのか。女にとってモテることは重要だったのか。それを男性はどう見ていたのか。

     清貧が良い、金持ちは敵だ、ーみたいな感覚があったとか?
     
     細かいと思われると思うんですが、ところどころに感じるマチルドへの蔑みが作者のものなのか、訳者のものなのか、それがどの程度のものなのかを知りたいんです。そして女性を下に見ることや、清貧であることの社会的是非のようなものも。

    作者からの返信

    月森さん、コメントありがとうございます。
    あ、無料いいですね。でも確かに翻訳はあくまで翻訳なので注釈などで説明がないと厳しいですね。自分が読んでいるフランス語版でも現代人に分かるように注釈がついてたりしますよ。
    前提としてこの時代は今より身分の差が激しいことと女性の立場が低いのはお分かりだと思います。
    一応ブルジョワの部類に入る家庭だと、奥さんは家事をしてはいけないし仕事ももちろんしてはいけないので、ちょっと飾りものみたいなイメージがありますね。なのでパーティとかに出かけたらやっぱり注目されるのは本人にとっても夫にとっても鼻が高いのではないでしょうか。
    清貧が良いとは言いませんが、清貧の人間の悲劇を書きつつ金持ちを手ひどく皮肉るような書き方は、モーパッサンの得意な部分だと思います。「椅子直しの女」とかまさにそれですね。
    基本的にモーパッサンは鼻持ちならないタイプの人が嫌いなので意地悪に書きますね。だいたい標的は貴族とかブルジョワですけど。

    マチルドへの蔑みは訳のせいじゃなくて作者の文章だと思います。この夫婦は小役人家庭(プチ・ブルジョワ)で、給料が低いのに体面だけは保たなければならない人たちなんですよ。この男を夫にしたのは気の毒なんですけど、彼女も自分の身の丈以上のことを夢見ているので、それを皮肉っているのは大いにあると思います。どんなに美人でも気取っても金に困ったら下町のおばちゃんになっちゃう、みたいなところも、残酷ですけど本当のことですよね。

    それから清貧って概念はフランスにはあまりないかも、と個人的には思います。貧しいものは心も貧しいみたいな話、けっこうあります。善し悪しではなく、清貧は日本的な美的感覚だと思います。

    長くなってすみません。もし不明瞭なところがあったら仰ってください。

  • モーパッサン先生と、柊さんのくだけた口調にはまりつつあるゆいです!
    ポトフが現実。馬鹿じゃないかしら。
    ここに笑ってしまいました(∩∀`*)日本でいったら、毎日たくあんだなんて馬鹿じゃないかしら、でしょうか。
    でね、柊さんからモーパッサン先生の人生を教えてもらいましたが、私も調べてみましたよ!昔の日本の作家さんも自殺する人が多かったですが、人間の業ともいえる心の闇を見つめると病んでしまうのかしら(-""-;)←あれ?!この顔、ひいにゃんじゃない?そういえば私、ひいにゃん作品に40PVは貢献していますのよ。そして去勢しても10%は発情する可能性ありですって。ええ、柊さんからの質問、ちゃんと覚えていましたよ。
    しかし、締切のある作品。全然終わっていないのです!精神的に追われています!
    あっ!そうだ。すごくいいこと思いついた♡コントになりそうだから近況ノートに書き込んじゃおうかな(作品を書く意欲が低下しているのに、ひいにゃんコントを書く意欲はある!笑)

    作者からの返信

    遊井さん、お忙しいところ読んで下さってありがとうございます。口調がぺらぺらしてますけど楽しんで頂けるなら光栄です。
    ポトフ、日本だったらなんでしょうね。肉じゃが?
    日本の作家さんは自己愛的破滅型ってイメージなんですけど、どうなんでしょう。モーパッサンは病気があったので神経やられたり、幻覚に悩まされたり…自分から死にたいと思うタイプではなかったと思います。病気がなければもっと長生きしたかったんじゃないかなあ、なんて想像します。

    pv貢献、ありがとうございます。猫が平伏してお礼申し上げますm(__)m そして忘れていた頃に質問にお答えくださる律儀さにも感謝ですm(__)m