応援コメント

過去に取りつかれた男のサイコな愛「髪の毛 La Chevelure」」への応援コメント

  • 引き離さないであげてー!そしてそっとしておいてあげて!(>_<)💦
    他人の害にならない限り、何に対して愛を向けてもその人の自由。読む前と読んだ後は180度考え方を変えられてしまいそうです……もし街中で髪とデートする男性に会っても、むしろ応援したくなるかも?(笑)

    作者からの返信

    優しいご感想ありがとうございます! そうですよね、何も人に害を与えてないんだから、そっとしておいてあげれば幸せでいられたのに。
    髪の毛とデートする人がどれぐらいいるか分かりませんが、この話を読むと世の中には色んな人がいるんだね、って思えそうですね(笑)

  • 柊さん、こんにちは。
    まずは動画があるかどうか確認しました。
    https://www.youtube.com/watch?v=Chmkuh6B00w
    を見つけたので、文章を読み始めました。

    このアンティーク好きの32歳のリッチは、金髪にObsessしてしまいますが、どうしてそれだけで精神病院に入れられるのですか、と思いました。誰だって、ある意味、何かに取りつかれていませんか、子供はブランケットに、大人は宝石とか、お守りとか、お金とかに取りつかれていますよね。このリッチも、指輪とか、フィギュアくらいにしておけばよかったのに、金髪は気持ちが悪いし、目立ちすぎます。でも・・・それで精神入院行きはないでしょう、と思いつつ、youtubeへ。

    こちらは現代版で、長髪の主人公は若く、リッチではなく、アンティークの中国風の家具をゴミ捨て場で見つけます。彼はお菓子が好きな子供みたいな人でしたが、引き出しにはいっていた金髪のウイッグに恋し始めたら、身なりにも気をつけ、バーにも行くようになります。そこで金髪を汚されて、トイレで洗っている時に、金髪を変な目で見た男を殺してしまいます。それで、精神病院行きになります。
    この話はある記者(?)が医者に会いに来て、狂った若者の日記を見せてもらっているという筋書きなのですが、記者はさいごに金髪を見せてもらって、その匂いを嗅ぎ、なんだか、彼も取りつかれてしまったみたいです。

    モーパッサンの短編は心理描写に重きをおいており、映画のほうはそこは重要視していません。小説では「人間の精神とは、いかなることも可能にしてしまう(人は何にでも、Obsessしてしまうという意味ですか)」で終わり、映画のほうは別の男が金髪に恋してしまうようで、金髪のニオイに妖力があるみたいに描かれています。
    モーパッサンがこの映画を観たら、これは違うと怒るかもしれません。でも、見ていて、私はおもしろかったです。
    私はモーパッサン動画にobsessしてしまったみたいですが、誰も知らないことなので、病院行きはないです。

    作者からの返信

    九月さん、コメントありがとうございます。
    モーパッサンの作品って短編映画の原案にちょうどいいのかな、意外と作られてるものなんですね。若い作家なんかが低予算で実験的な制作するのによさそうですよね。仰っていた現代版をちょっと覗いてそう思いました。
    でもかつらじゃないんですよね。本物の髪じゃないとね。
    原作でも男の手記を読むのがベースで、やっぱり最後お医者さんにその「髪」を見せてもらうんですよね。それでなんか妙な気分になっておしまい、という。言われてみればここ大事なのに書いてなかったです。
    誰にも何かしらobsessの対象があるかも知れません。この男も何も悪いことしてないのに……誰が異常と普通の線引きをするのか、ですね。。

  • 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を思い出しました。切り落とされた女性の手を偏愛する男が出てきてですね……このサイコ具合、ぞっとする感じがおんなじです!
    モーパッサン、こんなに濃ゆいお話を次々と生み出して、一体ご本人はどういう人だろうと興味が湧いてしまいます。
    それにしても、誰かを傷つける性癖ってわけでもなし、髪の毛と一緒に病院に入れてあげてほしかったですねぇ。

    作者からの返信

    鐘古さん、コメントありがとうございます!
    その漫画は知りませんでした。切り落とされた手、ですか。女性の体の一部を偏愛する心理は似通っているのかも。ちなみに少し後に「手」というホラーも紹介しています。偶然ですね。
    モーパッサンの作品はとても守備範囲が広くて、しかも全部濃いですね。スポーツマンでモテ男の反面、すごく人嫌いだったりとか、短編みたいに色んな面を持っていたんだろうなと……


  • 編集済

    柊さん、こんにちは😊

    古いものに魅力を感じ、髪の毛にここまで執着する、極端なほどの男性像に、モーパッサンのこだわりというか人間の極限の心理状態を見せつけられた気がします。
    なんか凄いですね。
    人間ってここまで妄想で生きられるのでしょうか?
    最後に彼が捕まって病院に送られたのは、切ないです。

    作者からの返信

    この美のこさん、こんにちは。コメントありがとうございます😊
    自分の好きなものに愛情をかけて大事にするところまではよくあることだと思うんですが、そこから膨れ上がっていく妄想がすごいですよね。それを書いてしまうところも。
    モーパッサンのホラーは怪奇現象よりも極限の心理描写の方が多くて、そこが面白いと思います。
    犯罪でもなし、彼には髪の毛とひっそり幸せに暮らしていてほしかったですね……

  • うわあ〜怖いと思う以上に文学的な臭いがして
    なんとも素晴らしい作品ですね!
    最後の医者の言葉が全てを物語っていますが
    現代的な匂いを感じる作風です。今のSFやホラーにも通じますが
    それよりはもっと深いものを感じます。
    また柊さまの語り口が素晴らしく、これは読まねばならないぞ!
    と思わせてくれる作品ですね!
    いや、この作品。本当に興味深いです。こう言う小説が書けたら良いなと
    心からモーパッサンの才能が羨ましいです。

    作者からの返信

    mono黒さん、コメントありがとうございます!
    このようなふざけた紹介にも関わらず文学的な匂いを感じ取って頂けて何よりです。ただのホラーでなくてサイコな方が強いですよね。
    この病み方って昔ならただの変人でしょうが、現代だと「それもありうる」って理解されそうな気がします。医者の言葉がとにかく全てですね。人に危害を与えるわけでもないのでそっとしておいてあげれば彼も幸せだったのに…。

  • 女性の髪には特別なものが宿っているように思います。
    それは魅力でもあり、念のような、執着のような……。
    女性同士であっても綺麗な髪には憧れ、時には嫉妬しますし、霊的な電波っぽいのを感じることもあるので、なんだかその気持ちをエスカレートさせたようなその主人公の気持ちも分からなくないですねー。

    作者からの返信

    女性の髪って特別なんですね。特にたっぷりと長くなるほど何か宿るんでしょうか。霊的な電波、なるほど面白いですね。主人公はその力を感じ取って魅了されてしまったのかも知れませんね…。


  • 編集済

    男性には霊感があって、女の幽霊が見えていたってことはないですか?
    (*゚∀゚*)女「モーくん。私映画館に行ってポップコーン食べたーい♡」
    ( =^ω^)男「スイートハニー。君の願いならなんでも叶えてやるぜ」
    ***映画館にて***
    (*゚∀゚*)女「キャー。こわーい!」
    ( =^ω^)男。髪なでなで。

    みたいなね!
    え?手記?一人称?幽霊は出てこない?
    ゆいさんの妄想がガンガンに膨らみすぎて、病院に連れていくレベル?
    しーっ、、、私が妄想の達人だということも、柊さんにイタイコメントをしていることも内緒だよ(カクヨム中にバレています笑)

    作者からの返信

    妄想の達人としてはこの作品いけるんじゃないですか。ホラーだけどその妄想の飛び立つさまが笑えてしまったりするんですよね。つい余計な小道具出しました。イメージして頂き感謝です。笑

  • これまた見事!・・しかし。このお話、狂気のようでありながら、モーパッサンの配慮?というようなものを感じ取ってしまったのは、私がサイコパス的だからでしょうか・・
    つまり。『恋人を連れているあなた方も、その実、同じなんでしょ?』ということを、オブラートに包んでいたりするのかなあ、と。
    是非、読んでみたいですね!なんだか乱歩を思い出しました。

    作者からの返信

    呪文堂さん、読み進めて下さりありがとうございます。
    さすが読みが深いですね…。人は多かれ少なかれこういう心理を隠し持っているということでしょうか。何が「まとも」なのか、追求し始めたら奥が深そうです。御作品を読んでいて感じるものと似ていますね。それがサイコパス的(?)かは分かりませんが。
    日本語訳版も色々出ているみたいですね。この話だと「怪奇集」の中に入っているかも知れません。

  • 家具の中から髪の毛、というところで真っ先にシャーロック・ホームズの『ぶな屋敷』を思いだしました。
    そして、画を想像して、金髪だとひょっとしたらそんなに怖くはないかも? と思いました。日本人のような黒髪だとホラーにしかならない気がしますが(^^;
    っていうか「一丁あがり」に吹きだしちゃいましたw まあ、境界線を越えてしまったんですね……男はきっと髪束と一緒のときはとても幸せだったんでしょうね。そう考えると、ちょっと可哀想ですね。別に周りには害はないだろうに。

    作者からの返信

    烏丸さん、コメントありがとうございます。
    シャーロック・ホームズですか(読んだことないんですすみません(-_-;)
    金髪だと怖さが薄まりますかね。でも確かに黒髪どさりは恐怖しかないです(笑)
    越えてはいけないものを越えましたね。家の中だけにしておけばよかったのに。お出かけしなければ幸せでいられたかも知れませんね…。

  • 髪フェチ! 誰の髪だか分からないのに執着するところがホンモノですね~。ひょっとしたら男の髪かもしれないのに……まあそれはないか(笑)柊さんの描写がまた真に迫っていてぞわーとしました。
    現代だったら病人扱いまではいかず、Twitterあたりでフォロワーをたくさん獲得していたかもしれないと思ってしまいました。

    作者からの返信

    橋本さん、ありがとうございます。髪フェチ…僕はちょっと分からないですこれ。なんせ持ち主と切り離されてますからね。気持ち悪いだけだと思うんですが、ここから妄想に至る作者の筆が非常にサイコです。
    Twitterでフォロワー獲得とか…(笑)そうなりますか、笑っちゃいました。たしかに…現代は何でもアリですね(笑)

  • なんか、モーパッサンだけでなく、フランス文学ってどくとくですね。と言って、他の国の文学に詳しいわけでは全くないのですが。
    私はアラン・レネ監督の「ヒロシマわが愛」が猛烈に好きで、そこからマルグリット・デュラスとか、ルクレジオなどを読みましたが、それほど面白いとは思わず、それ以上発展しませんでした。
    しかし、この柊さまのモーパッサンは面白いですね。
    教養にもなります。

    作者からの返信

    僕はかなり趣味が偏っていて、日本とフランス以外の作家を知らなくて、しかも幅広くは読んでいないのです。読みかけて頓挫したりとか(笑)相性もありますよね。
    モーパッサンは庶民的な新聞小説ですから、近く感じてもらえやすいと思います。面白いと言って頂き、すごく光栄です。
    ありがとうございます。

  • 髪に異様な執着を見せる男性。人であったものの一部が切り取られていて、それを愛するというのは、偏愛というか変愛というか、ともかく異様なのでしょうが、現代の言葉に置き換えると髪フェチなだけで、罪ではないと思います。そして、これこそが妄想と言う余白の入り込むことのできた愛の形かもしれませんね。全貌が、あからさまではないからいいのです。

    ところで柊さん、往診って!? 今は大丈夫ですか? 外出規制が厳しいのでしょうか? どうか、ご自愛ください。私は冬眠ならぬ夏眠に憧れつつ、新型ウィルスの影響で先延ばしになっていた歯科のメンテナンスに行ってきました。異常なしでしたよ\(^o^)/

    改めて、モーパッサン先生はハンサムですよね。スポーツで心身に良い刺激を与えておられたのでしょうか? それとも「目が見えるうちに書いておかなきゃ」という強迫観念みたいなものがあって、書き急がれたのかしら?

    長々失礼しました。重ねて再掲載の趣きのレビューも失礼しますが、ご容赦ください。

    作者からの返信

    医者のセリフではないですが、人の精神はどんなことも可能にしてしまうんですね。髪の束から派生した妄想がとりとめのない恋慕になるわけで…。隠していればよかったのに、と思ってしまいますが、その客観性も失うほどの恋慕ですよね。すごいです。

    体はもう大丈夫ですよ ^^ ありがとうございます。
    もう規制はないんですけど、酷暑かと思ったら20度近く下がってみたり、天候もおかしいですね。ひいなさんもお大事に夏を乗り切って下さい。

    「目が見えるうちに書いておかなきゃ」という強迫観念、確かにこれはあったかも知れませんね。晩年は悲しいです。

    懐かしい趣きに新しい部分も加えられたレビュー、とても嬉しく思っています。これを励みに見直しながら再掲載していきます。
    お時間が許せばまたお付き合いください。
    ありがとうございます。

  • 自分ワールド全開のキャラですね♪ 髪の毛はこわい・・・(笑)

    こういったお話をフランス語で読まれているなんて!

    ちなみに、柊さんはフランス語も自在なのでしょうが、現地やネイティブにとってsubjonctifって自然に身に着くものなのでしょうか?謎な存在なのですが・・・

    作者からの返信

    これは冒頭と最後以外は男の手記の部分なので、一人称でどっぷりと書かれてるんです。ハマりぶりが伝わります。
    神原さんフランス語勉強されているのだったら、原作読めるかも知れませんよ。読みやすいのは『シモンのパパ』とか。文章簡単です。そのうちアップしますけど。

    subjonctifは周りの大人が正しく喋っていれば子どもでも自然に身に着くと思います。理屈は分かんないけどパターンで覚えるというか。日本語もそうですよね。だけど現在形は使えてもそれ以外の時制のは使えないとか、現地の人にも難しい文法だと思います。

  • お話も面白いけど、柊さんの語りがまた絶妙ですね♬
    ( *• ̀ω•́ )b グッ☆
    逞しい想像力は作家向きのような気がします。誰にも見せずに、おうちで創作してればよかったのに(笑)

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。おお…お褒めに預かり嬉しい限りです。明らかにノリで書いてますが、これを持続させたいものです。
    作家向きって発想が(笑)想像と妄想が入り乱れて現実を侵食してしまいましたね。そうかおうちで創作していればよかったんですねww