第六十回 だからこの後は、


 ――お昼しよっ。



 僕のお家。ママも一緒。


 そして……

 星野ほしのの姓のもとで三人。


 そして……

 お腹空いちゃいました。と、僕の台詞。


 久しぶりな感覚。


 とっても美味しいの。


 食するのはラーメン。豚骨。豚骨と言えば九州。


 多分だけど、パパのパパは九州人……

 そんな会話に転ずる。



 そしてお部屋。僕のお部屋は十畳のフローリング。


 広いと思うけど、車椅子で移動することもあって、

 ……パパが決めたの。


 大きなウインドウ。ここから見ていた、毎朝……

 学園に登校する三人。


 千佳ちか先輩。梨花りか先輩。


 そして……

 この二人のお姉ちゃんだと、ずっと思っていた、

 可奈かな先輩。……な、何と、この二人と同級生だ。


 え~今頃? という反応。


 なぜなら、今日のこの時、初めて質問したもの。


 するとね、――更なる笑顔の花が咲き誇ったの。



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