第五十五回 雨の色。とある土曜日の色彩。


 でも、決して激しい雨ではないの。


 ぼんやりとする、そんな風景の中、

 時間は流れるの、ソフトに……



 季節的には、真夏の雨。


 冷たくも温かい、そんな色。

 温度差も感じさせつつ……


 お部屋は、裸電球の色。

 それは、二七〇〇ケルビンの色ね。


 ホッとする暖かな色彩。



 お空は、灰色。白色の割合が多い。


 静かな、その様な色彩。

 眠っているに等しい、そんな状況。


 ……だけれど、

 PCは稼働しているの。


 今日は、まだらしいの。


 千佳ちか先輩のエッセイ……


 僕は待つ。

 待つ間も執筆、僕のポエム。



 静かにカタカタ……と、キーボード。


 こんな日も、いいかと思う。

 きっと、合わせるなら五十五色の色。


 最近読んだのが……『五十五色のエピソード』だから。



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