第五十一回 そこから見える景色。
……それは、
以前とは異なる景色。
時間の流れを感じる。
時間の流れることは、
……怖い。
でも、楽しい。
今宵の次へと、夜を超えること。
眩き白い世界、朝を迎えること。
そこに、いる。
みんながいる。また会えること。
繰り返される、呼吸も鼓動も……
これで、
これで満足できると、
以前は思っていたけれど、違うの。
まだまだ描きたいの。
動かない両脚……
だけど、手は……
まだ動く、動いてほしい。
筆を持つ。
息遣いは、とてもかけがえのないこと。
涙の雫は、
とても暖かかった。そこから見える景色も、忘れたくないよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます