第二十六回 テレビで例えるなら二クール。


 ――もう、そんな回数となった、僕のポエム擬き。



 内向的で、

 行動派でもない僕。



 物語が動き出すにも、

 スロースターターになっちゃうの。


 だから『書くと読む』


 二人は『天使のうたたね』……フワッと、

 包み込むように、教えてくれたの。



 行動しなかった時の後悔。

 イコール、行動した時の喜びなの。


 拙いポエムとも言い難いものでも、

 僕は更新する。


 更新は、僕には行進! 進むこと。


 二人の天使は、

 教えてくれたの。――僕が今、令子れいこ先生と仕上げようとしている作品。


 登校日の真っ只中だけど、イベントは強い意向で予定通り行われるの。


 百号のキャンバス、

 その時に披露する。愛らしい天使……

 

 梨花りか先輩と千佳ちか先輩がモデルの、一糸まとわぬ仲睦まじい森林浴の様。

 

 西洋絵画をこよなく愛する令子先生の世界。


 それはもう、描いている姿から、

 僕の中では、すでに作品となる。……僕は、ポエムに描く。



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