第二十五回 エッセイとポエム。そして初めての投稿と。


 ――その前に登録だ。



 約束通り、来られた。


 今日は土曜日。午前。

 僕に初めてのお客様。



 ……そして、お友達。お家にお招きするのは初めて。

 パパはもうお仕事でお出掛けだけど、ママはいるの。


 喜んでいたの、


葉月はづきにお友達ができた」って。ママは大歓迎だった。


 思えば……


 今日のような出来事が起きるだなんて、

 ついこの間まで、思ってもいなかった。



 僕の初めての先輩は、

 僕の初めてのお友達。


 いきなりの三人なの。


 察しの通り、梨花りか先輩。千佳ちか先輩。可奈かな先輩。――星野で繋がっている。


 少し暗号みたくなったけどね、

 前エピソードをお読みになられたのなら、わかるよ。


 ――そして、その目的も。


 それは登録。僕の人生初の登録、『書くと読む』の。

 それは小説サイトの名だ。おお、『書くと読む』だ。


 僕は書く。正確には『打ち込む』だ。ノートに綴ってきた僕のポエムの。


 葉月のポエム……ここは題して『葉月、ポエムを綴る』とした。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る