第五十八髪 いざ行かん 黒き神との 戦いへ
一行を乗せた馬車は、
そのまま
都に
慎太郎は目を閉じ、
全員、ここに至るまで出来る限りのことはやった。
あとは状況に合わせ戦い抜くだけだ。さして難しいことではない。
慎太郎は目を見開く。
「行くぞ!」
その声にクオーレや
黒き神から次々と
それに対して、
黒き獣の突撃は
なので、どうしても取りこぼしが発生する。
だからこそ、
このようにして、最終的に
ただ、いかんせん敵の数はもはや
これは過去の
タイミング的にギリギリであったのは、言うまでもない。
いずれにしても
黒き神とは目と鼻の先にまで迫っていた。
「来ますぞ」
ルピカは小さくつぶやく。
それを同時に、自らの身体を巨大化させ、五体に分身する。
時、同じくして、黒き神がぶるり、と
はるか上にある「口」の部分から、まるで
だがそれは胸のあたりまでくると、一気に小さく分かれ、真横に飛んでくる。
「慎太郎様! 鳥ですわ!」
「ああ、わかっている!」
クオーレの
急旋回し、一気に上昇したかと思うと、今度は急降下する。
それは、まるで安全性を無視したジェットコースターのような
だが、それを黒き鳥の
慎太郎は荷台の最後部に立つと、
「やみはらう ひかりかがやく とうちょうぶ!」
さらにはルピカたちが横から
すり抜けた個体は、大巫女の
激しい攻防の中、効率のいい
だが、黒き神は再び黒く
「なんだと! あんなパターンは聞いてないぞ!」
「おお、今回の黒いのは
体当たり一撃で黒き
それもそのはずで、
さすがは、
ここまでの戦況は、悪くない。
マリーナの
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