なんといってもサバイバル感です

本作の個性はなんといってもサバイバルです。手持ちのリソースを活用してどう生き延びるか、というサバイバル要素とTCGの要素が組み合わさった独自の世界観が魅力です。
はっきり言えば最初のところはルールなどで詰め込み加減なので個人的にはいきなり第一章を読み、気になったら序章を読む方がわかりやすいかもしれません。
寝食だけでなく排便といった生きる上で必要なものをカードデッキで呼び出したクリーチャーで補うというアイディアはなかなか他で見ません。
文体も工夫が豊か! クセはありますが他にない独創性のある一作です。