将棋の定跡本の巻末付録にこういう小説あったら面白いと思った

本作は将棋を題材にしたラブコメ小説である。将棋初心者の主人公が、双葉と真菜という2人の将棋好きな女性からアプローチされる…といったストーリーで、主人公含めて3人とも魅力的に描けており、将棋を知らない人でもそれなりに楽しめる内容になっている。だが、章のタイトルを将棋の格言にしたり、登場人物が日常会話に将棋用語を使ったりと、将棋を知っていればより楽しめるのは間違いないし、作者の想定する読者層というかターゲットも将棋を知っている人間だと思われる。読んでいて思ったのは、ラノベでいう挿し絵のような感じで、「局面図」が欲しいなぁ…ってこと。作中で対局中の局面の描写がかなり詳しく書かれていることもあって、双葉や真菜たちが指している将棋を実際に見てみたくなるのだ。そういう理由で、この小説が本になるとしたら将棋の本かな…と妄想してしまった。

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