第08話 そして、終末へ。

イマリさんは、仲間のところへと戻りました。


数日後、また私のもとへ現れるでしょう。


五つのオーブとともに…。


「あとは、光の巫女だけですね」


私は、蝙蝠女こうもりおんなに言いました。


ヒラヒラと円を描いた蝙蝠は、西へ飛び去りました。



……今日は疲れました。


三百年ぶりに見た、ノアの杖。

変わってませんでしたね…。

いえ、現在の光の巫女さんの方が、上手く使いこなしていたのかも知れません。


三百年ぶりに見た、蝙蝠女。

相変わらずの不気味さです。


剣の巫女は…ソルによる弱体化が、私よりもヒドイようです。


あれでは、戦えないでしょうに…。



静かな、いつもと変わらない街に

戻りました。


これから、忙しくなりそうです。


少し、休みましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

MIKOs EX 黄の侵攻 浦上 とも @ura0912

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ