生きろ
今角 雄誠
お前に話す
よく聞け、今悩んでいるそこのお前。一人で辛いとか、悲しいとか、学校がうまく行かないとか
仕事が続かないとか、わけもなく悲しいとか
親に申し訳ないとか、寂しいとか色々考えてるそこのお前! よく聞けよ
死ぬな、絶対に死ぬな!何で死んだらいけないかって、死ぬのが一番最悪だからだ。親を心配させたくないなら死ぬな。学校とか職場で一人だから辛いとか思ってるなら死ぬな
お前がつらいのを俺は分かりたい。だって俺も今ツライから
俺は高校を卒業して最初に就職したところは大手企業だった。親も周りのみんなも喜んでおうえんしてくれてた。けどそこはブラック企業だった。休みは少ないし夜の10時まで働いて次の日の午前4時から仕事とかあったし、午前2時から昼の13時までとかしょっちゅうだったし。パワハラもあって、そのさなか大学への憧れが湧いたのとブラック企業を辞めたいという気持ちで代行使って辞めたんだ。親もやむなしと思って納得した。そしてアルバイトしながら通信制の短大に通うつもりが
全く家で勉強せずにグータラもはやただのフリーターそれが約1年続いた。俺はその時期にやっぱり金を稼ぎたいと思って契約社員のところに応募したんだ。短大はもういーやって考えた。親も応援してくれてたのに、それを裏切って。バイト先の人たちも応援してくれてたのに。
そして働き始めてすぐに辞めたい病が始まったんだよな。先輩に怒られたくらいでツライだのどーだのでまた、代行使って辞めたんだ。そして無職になり就職先が見つからず約2ヶ月つづいてやっとの思いで正社員登用ありのバイトが採用されてぬか喜びしたらまた、辞めたい病だよ。大手でしか働いたことがない故の中小企業との職場のギャップを感じ倉庫作業故の閉塞感を感じ
その時今まで感じたことのない絶望感、悲壮感、不安が一気にのしかかったんだ。
辞める➡また就活、親を心配させる、ただでさえ職場を転々としてたのにもっと就職しづらくなる
続ける➡やっていけるか不安、所詮中小企業だし
楽しくないし、ここで週5フルタイムで働くのキツイ
お金もないしもう終わった…
って思ったんだ。家に帰ってから突然悲しくなって不安になって絶望して突然叫びだして
もうどうすればいい?俺みたいに親に迷惑かけてばっかで仕事もできないし、人見知りで内向的、
ネットで自分の性格調べたら「デザイナー、作家向き」ってでてくるがそんなんで成功するの難しすぎだろって諦めて
それでもうほんとに俺は終わったと思ったんだ
自殺も死ぬ時は苦しいけどあとは、楽だろうし親も多分しばらくすれば立ち直るだろうしとか思った。
けど、今この気持ちを誰かに吐き出したくて前の前の職場の同期に全部を吐き出したんだ。気の利いたアドバイスや返事は正直なかったよそれでも心のモヤは少しは晴れたんだ。久々に泣いたよ。そしてやっぱり死にたくないって思った。
その後親にもラインしたんだ実家に帰ってやり直したいって、俺はてっきり「もうちょっと頑張れよ!」とか「もうちょっと今の仕事続けろ!」とか返ってくると思ったんだよけどさ
それでも「いいよ!」って返してくれたんだ。
散々迷惑かけたんだぜ?学費も何万払わせて、一人暮らしするってなってから休みを使って部屋探して家具一式そろえたり何10万って払わせたよ?
それなのにすぐ辞めたんだよ?それなのに応援してくれてさ帰りたいっていって、いいよって言ってくれたんだぜ?それでまた大泣きしたんだ
自分の不甲斐なさとか申し訳なさとか感謝とか色んなものがこみ上げてきたんだ
そして明日も仕事だけど悲しみはほぼないわ
希望はないけど、頑張らなきゃって思う
話は戻るけど今これを読んだお前に言いたい。心に詰まっているものを吐き出せる相手はいるか?メールでも電話でも、直接会ってでも
俺はいた。仲間と家族がいた。お前にも絶対いる断言できる。人見知りでブサイクでポンコツの俺にもいるんだから。もしそれでもいないと思うなら、探せ!、ネットだろうが職場や学校だろうが子供だろうが大人だろうが探せ!
絶対にいる!お前を楽にしてくれる相手が必ず
少なくとも俺はお前を助けたくてこれを書いてる。お前のことをよく知りもしないが、まず俺がいる!
だから一人じゃない。忘れるな
そしてそのあとの人生の選択
仕事や学校を辞めるとかの話だ
全部希望だ、辞めても希望はあるし続けても希望はある。仲のいい相手が見つかるとか天職とであえるとか、やりたい事や自分らしさが見つかるとか色々。
ないなら探せ。前と一緒だ。
どうしてもなかったら俺がいる。お前に希望をもたせる物語や文章を俺が頑張って書く。
だからお前は一人じゃない
死ぬというのは選択肢にはない。
長くなったがとにかく俺は頑張る。だからお前も頑張ってくれ。どんなお前でも俺は応援するし
一人じゃない。
生きろ 今角 雄誠 @kadotats
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
人生、谷あり、アタ丘あり。/水仙マドカ
★9 エッセイ・ノンフィクション 連載中 6話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます