話を読めば読む程真相が明らかになっていく。作品構成がとても上手いと感じました。是非皆さん一読してみて下さい。
可愛いさとグロテスクを兼ね備えた作品でした!ショッキングな描写は多々ありますが、昔見た映画アダムスファミリーのような?生々し過ぎずに、エグ味も楽しめるものでした。可愛らしさが効いてるからなのでしょうか。読み進めていくにつれ、色々な方向に話が繋がっていき、ラストは予想外で最後まで飽きさせない構造でした。これが漫画やアニメだったら1話からネタバレだけども、章ごとに視点が変わる小説だからこその仕掛けがあって良いですね。
なんと言う素晴らしい出会いだろう。いきなり愛らしい少女が惨たらしく殺される、ショッキングな場面から時間や場所を変えて真相が綴られていく。そして衝撃の結末――。グロテスクなのに愛らしいどこか童話のようは文体は、ここに出てくるお菓子達を象徴しているように思えた。この作品との出会いを、俺は強く感謝する。