ミックとレイヤ、どちらも正しくはあるけれど、双方の視点から相手を見ると、どうしても相容れないものがあるんだろうなと感じました。
ミックの事情を知らない状態でも、レイヤの話を読んでみたかったです。記憶なくなりませんかね?
改めて見ると、ミックとレイヤは明確に対比されていますね。ミックの場合は、何か目的があってというより、信じること自体が目的で、信じてさえいれば大丈夫、といった印象を受けていました。でも、レイヤは、まったく逆で、妹を守るために、宗教どころか、他人をも信じない、といった印象を受けました。
とはいえ、根底に強いものを持っている、ということ自体は二人とも同じなので、なんだかんだ似ていたりもするのかなとも思います。仲良くなれそうな気がするだけに、胸が痛みますね。
作者からの返信
レイヤは信仰がミナの心の栄養になっていることを知らないし、ミックは他ならぬ兄がミナを守り育ててきたことに気づいていません(ミックは食料不足は経験したものの、自力で食料を調達したことはないので)。もし彼らが分かり合えるとしたら、それはミナがピンチになったときでしょうね。手を取り合って彼女の危機に立ち向かう気がします、そのときだけは。
レイヤの話から読んだらどんな感想をお持ちになったでしょうか。私も気になります。記憶なくしてみてください。笑
ミックとレイヤの対比について書いたエピソードを最新の近況ノートに上げました。二人が口論していたり、『正義の門』誕生秘話が書かれたりしています。二人が似ているという考察は鋭いです。よかったら足を運んでみてください。
あのシーンの裏側ですね。
あのときはミック側から見ていたので、良い印象のなかったミナの兄が現れてどうなる!? とどきどきしましたが、レイヤ側からすれば苛立ちしかないですよね。
でも、レイヤは、ルクス教徒ともユス教徒とも答えない。
ここにレイヤの誇りを感じました。
彼はちゃんと自分の意志を持っている。とても印象的でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
レイヤは気づいていませんが、彼が連れ戻さなかったらミナはユス教徒の襲撃に巻き込まれていたでしょう。
誰かから教わった方法ではなく、彼なりの意志と選択で妹を守ってきているというのが、第一章の主人公ミックとは違うところですね。
なるほど!ここにつながってくるんですね!