もらえるものは遠慮なく頂いておこう

たまご

ラベリングをしよう!

模試採点の経験がある筆者が、模試やテストで「もったいない」をなくして、点数をとるコツをお話します。

主に高校生を対象としていますが、記述式の試験であれば中学生でも大学生でも活かせることがあると思います。

主に数学を採点していたので、数学中心のお話になると思います。



さて、突然ですが皆さん。

模試が返ってきたとき、答案用紙って確認しますか?

私自身も成績ばかり見て答案用紙はあまり見ていなかった口なので偉そうなことは言えませんが笑


試験を受けた直後などに解きなおしをする人は多いと思います。でも返ってきた答案用紙はあまり確認しない人も多いのではないかなと思います。




ぜひ確認してみてほしいです。

なぜかと言いますと、解答の書き方が悪いせいでわかっているのに得点できていない場合があるからです。


あってるのに点数が入っていない!採点ミスだ!


気持ちはわかります。ですが、採点者側は一定の基準にそって採点を行っています。

解答の書き方の問題で基準上得点をあげられないことがあるのです。


もったいないですよね?

というわけで、ここからはもらえるはずの点数を取りこぼさないための解答のコツをお話していきます。


本質的な成績アップとはずれているかもしれません。

「もったいない」をなくすためのお話ですので、そういう気持ちでお読みください。




さて、1回目はラベリングのお話になります。


例えば、「X = 3」で言えば「X =」の部分がラベルになります。

その数値が何を表しているかを示すものですね。

必ずしも「=」で書く必要はありません。○○の方程式は…、○○の面積は…、○○の確率は…、などなど。


一つの問題の中で求める数値等が一つである場合、ラベルがなくても点数は発生します。

しかし、二つ以上の数値等を求めている場合や、部分点にはラベルが必要になってきます。


正しい数値は書いてあるんです。

でも、それが何の数値なのかを表すラベルがないと点数があげられないんです。


逆にラベルがしっかり書いてあれば、途中で計算ミスをしていても立式の段階で点数が発生することも多いです。

確率などたくさん数値がでてくる問題でも、一つ一つしっかり「○○の確率は…」といった書き方をしていれば、最終的な答えにたどり着けなくても点数がもらえる可能性は高いです。


ラベリングの不備は個人的にもったいないと思った原因No. 1です。


ひどい時には、最後の答えが出ていて、途中の数値も正しい数値が書いてある。ちゃんと理解できていることはわかる。でもラベルがないから18点中2点しかあげられない。


なんてことがあるんです。あるんです!

採点する側も心苦しいのです。本当は〇をあげたい。でも基準に準拠して採点している以上、あげられないところはあげられない。


あぁー、もったいない!

これを読んだ皆さんは、もらえるものはきちんともらっておきましょうね。


というわけで、「ラベリングをしよう」のお話でした。

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