なよなよとした印象の蝿の王。 身の回りによくいるどっちつかずでふわふわ大人になったタイプのこれ以上なく人間くさい奴。 そんな奴がほんとにバルゼバブだと信じてもらえる訳もなく、警官に質問され続け、いつの間にか少し楽しそうに雑談している。 神話で伝わる様子とは似ても似つかない様子はまさに「キャラ崩壊」だ。 それだけでもう十分に面白い作品なのだが、最後の最後に描写された、それまでの流れを覆す「キャラ崩壊崩壊」は必見。 執筆お疲れ様でした。