最終章:誓い

就職し、早三年が経とうとしていた。

安野とは相変わらず仲良くやっている。

安野は、あの後から、声優への道はきっぱりと諦め、今は、パートとして、食品工場で事務の仕事をしている。

お互い働き、収入も安定してきた去年の冬、俺は安野にプロポーズした。

安野は少し躊躇していたが、俺と安野は、結婚することになった。

守りたいものができた今の俺は、どんなことも乗り越えられそうな気がする。

今後、何があろうと、俺は絶対に安野を幸せにする。

悲惨だった俺を変えてくれた安野をずっと守り続ける。

そう決意した俺は、彼女に何ができるだろうか。

そんなことを思いながら日々を過ごしているのであった。

このまま歩みを止めず、ただ前へ進んでいく。

安野に背中を押してもらって踏み出したセカンド・ステップから。

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セカンド・ステップ あるごのおと @Nabaccha

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