四話 『風雲は急を告げていた』
やはり、という感覚が強かった。
『ソレ』を発見してからすでに五日が経過している。観測機器を設置して、その後の三日間は、ほぼ『ソレ』経過を観察するためだけに森に入っていたと考えてもいいだろう。
そうして、進展もせず。後退もせず。なにも変化の見られない数日。おそらくは、発見されるまでの長い時間。『ソレ』は何の変化もなく、そこにあり続けたのだろう。
しかし今日。『ソレ』は唐突に一つの変化が見せた。
それは、『ソレ』に関係のないだろう些細なこと。あるいは、間接的に関係しているかもしれない、異物。
黒い服に身を包んだ、小綺麗な少年。何も不自由のない、望むものを得られてきただろう、ただの少年。
だが、それと時を同じくして、『ソレ』に変化が見られた。
急な成長。ここを『ソレ』の聖域ないし神域、あるいは牢屋と捉えるのであれば、それはもう幾許を待たずして、『ソレ』を収めていおくだけの器ではなくなるだろう。『ソレ』は外界を求めて、外へとその手を広げるだろう。
何が『ソレ』の成長のキッカケとなったのかは推測の域を出ない。しかし、明言するのであれば、『ソレ』は知ったのだろう。彼をキッカケに、外の世界を知った。
知られないように、勘付かれないように、悟られないように、見付からないように。先人たちが厳重に封をした箱庭は、小さな異物の存在をキッカケに、僅かな隙間から外の存在を『ソレ』に伝えた。
『ソレ』に、次代の訪れを、伝えた。
* * * *
「以上がカザネが持ってきた観測機器を解析した結果になります」
小さな部屋。その中央に据えてある机を車座のようにして囲ってハヤトも含めて数名で座り、ヨシュアからの解析結果に耳を傾けていた。そうして、ヨシュアは紙を置いて、発言をその一言で締め括ったのだった。
「あンのバカは、報連相って言葉を知らねぇのか!」
ダン、と苛立ち混じりに机を叩きつける青年。深緑色の髪を後ろに流し、人相の悪い相貌を一層鋭くさせて、数分前にヴェインと名乗った彼は、ヨシュアからの解析結果を耳にしたあと、その溜まった鬱憤を机へとぶち撒けた。
端的に説明してしまえば、その解析結果にはジュエン壁林の一画にて、高濃度のマナが観測されるようになった、ということだった。
その解析結果を耳にして以降、部屋は重苦しい空気に包まれていた。そんな空気を壊すのを承知の上で、ハヤトは遠慮気味に小さく手を挙げて一言。
「あの……急激なマナの増加、でしたっけ……ソレって何か悪いことでもあるんですか?」
その言葉に、一気にハヤトに視線が集まる。何を言ってるんだこいつはという非難の視線や、そんなことも知らずにこの場にいるのかという困惑の視線。
その視線に若干耐えかねて、短く唸ったハヤトは
「いや、でも、マナの濃度を濃くした部屋とかは用意できるんですよね? 俺とかみたいにマナがカラカラになったら緊急措置みたいな感じで補充できるように意図的に作れるものだと思ってたんですけど……違うんですか?」
小さな舌打ちの後、苛立たしげな声がヴェインから上がった。
「例外的にはあり得る。あり得るが、それはあくまで例外的に、だ。その上で、オマエの疑問に答えるなら……部屋なら、だ。つまりはこいつが部屋」
そう言いながらヴェインは机に置いてあったコップを指差し、それを手に取って、逆さに傾けた。
当然、水は溢れる。溢れた水は床に撒かれ、そして薄く広がっていく。
「水がマナ。ここは外だ。わかったか?」
「えっ、あ……」
端的で乱暴な説明だったが、一先ずの理解はできた。詳しい部分は異なるのかもしれない。だが、それでも要点をしっかりと押さえていたその説明は、しっかりとハヤトに理解を促していた。
つまりは、そういうこと。外的要因や場所、そしてヴェインの告げた例外を除けば、マナは拡散する。均一化される。
それがそうなっていないのであれば、早い話、そこにはその例外的な事象が起こり得ているということに違いないのだった。
そうして、ハヤトがその結論に至った頃合いを見計らって、初老の男性がその低く重い声を紡ぐ。
「考えられる可能性はいくつかあるが、これまでの調査結果から推測するに、おそらくは『世界樹』だろうと考えられる。問題は、ソレが発芽しているのかどうか……カザネがソレを見つけてひた隠したのか、あるいは発芽しておらず、その現物を見つけるまでは明確な断言は避けるべき、と明言しなかったのか……」
後者であればと願うがな、と彼は小さく息を吐いて瞑目。
――『世界樹』、と言えばあまりそちらには詳しくないハヤトでも名前は聞いたことがあった。世界を形作る大樹。転じて、ファンタジーでは『世界樹』こそがマナを恵む神として祀られていることも少なくない。
であれば、なぜ彼らはそれを恐れるのか。
確かに、ハヤトが元いた世界でも神話の中には神を畏れ、そして供物を捧げることでその神意とも呼べるモノに逆らわないようにしていたという話は少なくない。
しかし『世界樹』とは、そういう畏れられる神と呼べるのだろうか。むしろその顕現を喜ばれる存在なのではないだろうか。少なくとも、ハヤトが知る限りでは、丁重な扱いはされていたものの、ここまで忌諱される存在ではなかったはずだ。
そしてハヤトがその疑問を口にするよりも早く、レナがその答えを口にした。
「『世界樹』はね、世代交代をするの……そうして、世代交代をした『世界樹』は、先代の『世界樹』を、そしてその世界も喰らう。ううん、正しくは時代を滅ぼす。その時代に栄えていた文明を滅ぼして、新しい文明を産み出す」
「そ、それじゃあつまり……」
「うん、もし発芽していたとするなら、それは正しく私たちの世界が終わるかもしれない危機に瀕しているってこと」
まるで文明のリセット装置。
自らが産み出したモノ以外は不要であると言うかのように、遍く全てを滅ぼして、自分好みの世界を新たに構築する装置。
ある意味では正しく神と呼べるだろう存在。
レナから告げられた言葉に、息を呑んでいたハヤトに対して、それを補足するようにしてヨシュアが
「私たち研究員はソレの調査と研究に重きを置いて活動していました。『世界樹』の発芽が世界を滅ぼすということもありますが、対して世界が危機に瀕しているからこそ、『世界樹』が発芽するという考え方もできるからです。言ってしまえば警鐘と捉えられる。世界の危機を未然に察知して、対策を練って、防ぐ。あるいは『世界樹』がもたらす滅びを回避する策を先んじて組み立てる」
「それが我々の目的だ。さて、そこで、だ。イチジョウ・ハヤト氏と言ったね。その上でキミからもいくつか考えを聞かせてもらいたいものだが」
言外に、外部から招かれたのだから一つは意見を言ってみてはどうだ? と言葉を投げかけられ、ハヤトは薄く息を吐いた。
ずっしりとした重い声。ここ、サイヴェル研究所の所長であると紹介されたローグと呼ばれていた男性。
白髪に、生きた年月をそのまま刻んだように皺がいくつも刻まれた相貌。薄く覗く眼光からは彼の全盛期がどれほどであったかを伺わせる凄絶さが宿っているかのようだ。あるいは見た目だけ衰え、その実、肉体的な衰えというのはほとんどないのではないだろうか。その一言。一言だけで腹の奥に重い鉛を仕込まれたような、そんな感覚を覚える。
正直に言えば、思い当たる節はいくつかあった。『世界樹』なんて呼ばれ方をしている神なのだ。世界くらい繋げることができて当然ではないのだろうか。つまりは、ハヤトがこの世界に来ることになった原因とも呼ぶべき存在。それが『世界樹』なのではないか、と。ただ疑問点が残る。それでは一体なぜ、『世界樹』は目覚めてしてしまったのかということだ。
あるいは逆の考え方もある。ハヤトが何らかの方法でこの世界に来てしまったが故に『世界樹』が目覚めたという可能性だ。確かにそれであれば、『世界樹』の目覚めに起因したのがハヤトであることになる。前者の問題は解決したことになるだろう。しかし、それでもまだ問題が残っているのだ。何が、『世界樹』の目覚めを誘発させたのか。そして何を目的としてハヤトはこの世界に送り込まれたのか。
いずれにせよ、ハヤトから告げられる内容ではないのは確かだった。どちらもハヤトが異世界の人間ということを前提に話さなければならない。それは話せる類のないようではないだろうし、信用してもらえる内容でもないと思われた。
だから。
「考えってほどじゃないんですけど……いいですか?」
「ふむ、話してみたまえ」
「えっと、そしたら……まずなんですけど、この急激なマナの上昇の原因。『世界樹』なのだとしたら、ですけど……まだ時間は残されてると思います」
何故とは問われない。代わりにあるのは、注目の視線と先を促すような沈黙。
その空気にハヤトは意を決して喉を鳴らした。
理由としては、ごく単純なことなのだ。
この街、サイヴェルの存在だ。ジュエン壁林に存在していたソレが本当に『世界樹』だとするのであれば、サイヴェルは、その成り立ちは『世界樹』の観測にこそあったのではないだろうか。あるいはジュエン壁林すらもソレを隠すために存在していたのではないだろうか。秘匿し、覆い隠し、来るその時に備えて準備を進める。それがこの街の存在意義だったのではないだろうか。
ともすれば、である。その存在が確認されて、即ゲームオーバーでは話が通らない。たしかにそれが対処を迫るタイミングなのだとしても、世界的な災厄であるとも呼べる萌芽だ。ソレの起こりを見て対処できないのであれば、サイヴェルは必要ない。そして、それが忘れられてしまっているという事実は、あり得ない。
「俺だったら『いつかわからないけど、災厄が訪れます。だけどキミたちはソレに対処する間もなく死んじゃいます。ごめんね』って言われてのうのうと生きてられるとは思えない。絶望して無気力になるか、ここから逃げ出すか。いずれにしろ、サイヴェルがこうして維持できてる事実は存在してないはず、だと思います」
若干、後半は尻すぼみになりつつも言い切ったハヤトの説明に、声は返ってこない。
「たしかに、間違っちゃいねぇが……希望的観測がすぎねえか? だから安心だねもう少しのんびりしてようってはならねぇぞ?」
ヴェインの言葉にハヤトは一つ頷いて答える。
「俺もそこは同意見です。ただ、焦ってよく考えずに行動するより、悲観して全部諦めて放り投げるより、諦観して残りの時間を無為に過ごすより、ずっといい」
「つまり、キミはその時間を有効に利用するべきだ、と。して、その方法は? なにか当てはあるのだろうか?」
その言葉にハヤトは首を横に振る。
「いえ、申し訳ないんですけど、そっちは全然。なので、考えって言えるほどのものじゃないですし、さっきヴェインさんが言ってたように、希望的観測だと思います」
「はぁ!? オマエ、マジで『だったらいいな、そしたら誰かなんとかしてくれるんじゃないのかな』で話してたってことか? オイ!」
「えっと、つまりは、そうなるのかも……しれないです……」
「テ、テメェ……」
「くっ……」
呆れたと目を見開いて
そんな双方の間に割って入ったのは、小さく、そして短く息を切る音だった。
「ふ、ふふふ……あはははは! だね、そうだね。たしかにそうだよ。ヴェインくん、これはあれだよ。私たち専門家が寄ってたかって素人の少年に何詰め寄ってるのって話だよ。そりゃ、ハヤトくんだって『そうだったらこの人たちなら、なんとかしてくれるんじゃないのかな』って思うよ!」
「アァ!? おまっ、オマエっ、オマエらが呼んだんだろうが! 外部からも意見があればって言ってよ! コイツぁ、意見じゃねえぞ! ただのご要望じゃねえか!」
机を激しく叩いて、立ち上がったヴェインは声を荒げる。対してレナは決壊してしまったのだろう。吹き出してしまった笑いを抑えるすべを持たないのか、この場の空気に対して、不適当なほど、腹を抱えて笑い続けていた。
だが、それでも
「しかし、悲嘆せずまだやれることはあるんじゃないだろうか、という意見では、あった」
「して、そこから先は専門家のお仕事だろう、ということか。ふむ……確かに」
その空気は伝播していく。
重苦しかった空気は、交わされる言葉とともに熱を帯び、活気づく。
「ちっ……で、どうするんだよ。安心だから明日、それかカザネのヤツがまた調査結果を持ってきたら考えるってか?」
「いや、マナ濃度が濃くなっている以上、発芽ないしそれに近い状況にあることは間違いないはずです。となれば、ハヤトさんが言うように諦めるのは早いにしろ、時間の猶予はそれほど残されていないと思っていいでしょう」
ヨシュアの言葉は正しい。楽観的に締めることができない状況であるということは事実である。しかし、それでは振り出しなのである。
どうしたらいいのか、それがわからないから悲嘆していたのであり、それが解決していないという事態は何も変わらない。
だからこそ――
「まずはジュエン壁林へ向かうべきでしょう。ただし時間が時間です。衛兵へ護衛の依頼をお願いしたいのですが、所長。そちらは取次お願いできますか?」
「相分かった。一先ず、ヨシュアとヴェインの二人で先遣隊としてジュエン壁林へ向かってもらい、カザネと合流後、夜間ではあるが現地での調査。我々は日の出を待って急行。それでいいな?」
その言葉にヴェインとヨシュアの両名は頷くことで返答。それを見届け、ローグは立ち上がり、部屋を後にした。
「ハヤトさん、ありがとうございます」
「えっ、あっと……俺、何も役に立つようなこと言えた覚えがないんですけど……」
ローグが部屋を出たのを見届け、その場に残された全員が若干脱力したのを見計らってか、ヨシュアがハヤトにそんなねぎらいの言葉を投げかけた。
そうして、何もできてなかったと感じていたハヤトはそれをしどろもどろになりつつも受け取りを拒否しようとする。
「確かにな。オマエが居ても居なくても結果としては同じ答えが出ただろうよ」
「それでも無駄とも言える議論が交わされてしまって、時間を浪費してしまうことになったと思いますよ」
「はっ! 浪費なんかするかよ。ド素人が思いつく答えがぱっと出てこないで、どうして研究者やれてんだって話だ。どうせオマエもそれくらいのことは頭にあったんだろうが。わざわざ部外者連れてきて、趣味が悪い」
一つ舌打ちをして、ヴェインはヨシュアの言葉を一蹴する。そうしながら、目線だけはハヤトに向け、短く嘆息。
その瞳に映る色は、憐憫。あるいは同情か。
おそらくはハヤトは体の良い当て馬のようなものだったのだろう。
余計な議論を省いて、他の意見を出す隙を与えずに、最効率で自らが考えた結論に導くための舞台装置。
その意義が理解できていたからこそ、ローグもハヤトの存在をないがしろにせず、意見を求めたし、ヴェインもソレに乗っかって、ハヤトから言葉を引き出した。
「オイ、イチジョウ。そういうワケだ。オマエがマナの欠乏で治療が必要なのは知ってるが、生憎と手が離せなくなった。悪いが、向こう数日はその状態で我慢して暮らせ。代わりと言っちゃあ、アレだが、手間賃だ。受け取っておけ」
そう言って、ヴェインは顎をしゃくってヨシュアにハヤトへ何かを渡すよう促した。
そうしてハヤトへ手渡されたのは大きめの巾着袋。中には色鮮やかな石が複数個入っていた。
「これは?」
「魔石ってな。高純度のマナが結晶化した石だ。オマエみてぇなヤツが、マナが回復するまでの期間を、不自由しないようにする道具のようなもんだって考えておけ」
その言葉にハヤトは首を傾げた。
それではおかしなことがあるのだ。なぜ元よりその方針を取らなかったのか。わざわざそういう治療室を用意して、手間をかけてまでそうする必要はなかったのではないだろうか。
マナが回復する。それまでの期間を、この魔石と呼ばれる結晶でやり過ごせばよかっただけなのではないだろうか。
そんな疑問を察したのだろう。ヴェインは何度目かになるため息を吐いて
「マナがこうなるまでにはかなりの時間が必要なんだよ。それこそ世界樹の代替わりがあってもおかしくないくらいだ。その上、魔石は性質上、節約のしようがねえ。明かりを灯すだけでどんな純度の魔石だろうが、一つ使い潰す必要がある。わかっか?」
例えば金。例えばプラチナ。ハヤトが元いた世界で例えるならそういった希少な鉱物。それを部屋の明かりを点けるためだけに、蛍光灯のスイッチを押すだけで一つ使うということなのだろう。
その上、それらの鉱物と決定的に異なることは、その性質が失われるだろう、ということだった。
マナが欠乏するという現象が起こるならば、それが結晶化した石を使い潰すということは、つまりマナを魔石から取り除くということ。文字通り、ただの石と変えることと同義なのだ。
確かにそれであれば、なるべくそうした利用方法は避けるべきだろう。
いや、正しく言えば、ある一定層――それこそ貴族と呼ばれるような身分の者たちが使うような物なのではないだろうか。あるいは大規模な実験を行う際に使う物なのではないだろうか。
それこそ、スパコンを動かすために大量の電力を消費するように。
その結論に行き着いて、露骨に慌て出したハヤトにヨシュアが苦笑しながら言った。
「約束を反故にした謝罪と、簡単に答えを出すための当て馬にしたことへの謝罪。それとその意図に十分に応えてくれたことに対する報酬ですよ。受け取ってください」
「まあ、おもしろ半分にバンバン使い潰されると困るからできれば節約して欲しいけどね」
「で、でも……」
「ウダウダ言ってねえで受け取れってんだよ。どうせ受け取らねえで困んのはオマエだろうが。それで泣き付かれて助け求められても、その方が迷惑だってんだ」
ヨシュアとレナの言葉を聞いてなお、受け取りを拒否しようとするハヤトに、ヴェインはバリバリと頭を掻いて捲し立てた言葉を投げつけられ、ハヤトは反論を押し込められる。
言ってしまえば、手を借りないという選択肢はないのだろう。
一人原始時代サバイバルをすればなんとかなるのかもしれない。しかしそれは土地勘があり、そういう技能を身につけているという前提条件があった上で成り立つものだ。
土地勘もなければ、サバイバルのイロハのイの字すら知らないハヤトができるものでは到底ない。
結論、受け取らないのであれば、野垂れ死ぬか後々助けを求めて迷惑をかけるという二択のみ。
ならば、と。
ハヤトは天井を仰ぎ見て大きく息を吐いて一拍。
明らかに自分がやったことに対して不当な報酬を受け取ることにしたのだった。
それが俺の冒険譚 日下のかげ @mizukisaku0417
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