ぎざパズル

第3話 タイトル未定の謎 つづき

◇タイトル未定の謎◇

　今回のクイズは簡単だと思ったでしょう？

　実は、三人のうち一人だけ、滑舌が悪い人がいてね。言葉に濁点が入ってしまうんだよ。本人にその気がなくてもね。これは嘘にはならないよ。その人が本当に言いたかったことを推測して考えてみてね。

　だから、条件にこの項目を追加するよ。

○条件追加

・滑舌の悪い人が三人のうち一人だけいる。

・滑舌の悪い人は、言葉に濁点がついてしまう。

・言葉に濁点がついた後の言葉は真実とは違う場合がある。

・濁点がつく前の言葉で嘘つきがどうかを判断すること。

　また、選択肢も増やそうか。

６、 Ｃの滑舌が悪い場合、Ａが犯人だ

７、 滑舌が悪い人は犯人ではない

８、 番人と滑舌が悪い人が同じ場合がある

９、 矛盾しないケースは全部で３通りある

　このクイズのタイトルは未定だったけど。

　「滑舌が悪い人」って名前にしようか。

　最終的な条件に矛盾しない全てのケースに当てはまる選択肢番号の合計から、前回の『タイトル未定の謎』の答えの合計を引いた数が、最終的な答えだよ。

　それじゃあ、年末の眠たい時に悪いけど、

　考え直して、良い年を迎えようね。

※追記

　紛らわしい選択肢があったので直しました。

　前ページの選択肢もわかりやすくここにまとめておきます。

◆選択肢◆

１、 Ｃだけが犯人だ

２、 ＡもＢもＣも、それぞれ犯人であるケースが存在する

３、 Ｂだけが犯人だ

４、 Ｂが番人のケースがある

５、 Ｂが犯人のケースは一度もない

――――――――――――――――――――――

６、 Ｃの滑舌が悪い場合、Ａが犯人だ

７、 滑舌が悪い人は犯人ではない

８、 番人と滑舌が悪い人が同じ場合がある

９、 矛盾しないケースは全部で３通りある

　前ページに質問がありましたが、もちろん、犯人と番人と滑舌が悪い人が重複する可能性も、あるかもしれません。有り得るか、無いかは考えてみてくださいね。

　まぁ、あとは。

　滑舌が良かろうと悪かろうと、言葉に濁点がつく場合があります。滑舌が悪い人が必ず、言いたかった言葉が「濁点がつかない言葉」とは限らないことも合わせて、ヒントとして添えておきます。