自分は正しい事をしているだろうかと迷うから人間であって、善悪も罪の意識も無い獣は自分の良いと思った通りに行動するだけだもの
そりゃアマルダは裁く対象じゃないね
アマルダみたいな罪の意識なく人を踏み台にする感じの敵役って他の作品にも出てくるけど、大抵悲劇のヒロインで自分のやってきた事の重さを理解しないままただ罰せられて終わり、であんまり「ざまぁ」って感じになれなかったんだ
なんだか『家族に酷い事する人間を噛んだ犬を殺処分してる』のを見てるような気分でね
犬ならひたすら悲しい気持ちになるけど、アマルダのような人達は一応人間に分類される生き物だから、罪の意識無く罰せられて終わりだとただもやもやする
この作品はそこらへんの「ズレ」が説明されてて(アマルダ自身は理解できないかもだけど)個人的にはスッキリした気分です
獣でも、嫉妬したり、虐めをしたり、するけど、それに対する罪の意識はない、何故なら神に赦されてるから、ってことかな???。アマルダはもっと、穢れを認識できる程の知能に達していないんだと思ってた。みんなに煽てられると口元が少しニヤッとなるのが、小さな穢れだとばかり。キリスト教的には、動物に感情はないらしいからなぁ。
罪は神の赦しを拒絶する傲慢……すごい美しい解釈だ
よくある主人公愛されものかと思いきや、某死にゲーのような人間の業を煮詰めたダークファンタジーを読まされた…いや、めっちゃ好きなんですけどね。
人間の愛や欲望の感情=「穢れ」であり、それに蝕まれた神様が堕ちて穢れの大災害が起きる…人間の業たる「欲望」を理解せず、綺麗なものしか見ようとしなかった聖女は穢れを知らないけど、その穢れについて触れようとも、知ろうともしないはずだから、堕ちかけの神の本心を知ることはできなかったんね…
アマルダは人類に稀に存在するリリトの子孫なのかも……。
知恵の実ではなく、生命の実を喰ってしまったルートの人類……いや使徒?
日本にもいらっしゃいましたな。「みんな、ぱらいそさ、逝くだ!!」
『こうすればいい事が起こる』と芸を覚えた犬の比喩は素晴らしくも恐ろしい表現でゾクっとしました
欲望に忠実で罪悪感はない獣
愛されたいから相手の望む姿を見せて、自分の見たい世界しか見ない
話の通じなさはここからきているんですね
エレノアはとばっちりばかりで泣
プル神に割り振った事だけがアマルダの善行ですね(あれ、神殿指図だった?)
父と、もと婚約者もボコボコにしてください…
編集済
手の隙間から見えるアマルダの笑みは腹黒さからくるものではなく「こうしておけばいつも通り周りが褒め称えてご褒美が貰える」という芸を覚えた獣の感情の表れなんですね。面白いです。
でもアマルダが神として生まれていれば…の部分には同意できないですね。あまりにも他者への思慮が足らなさすぎですし、己の快楽や本能に突っ走りすぎなので。それと犬猫にも情というものは存在しているのでアマルダは獣以…ゲフンゲフン
人間とは考える葦であるってな
罪であると自覚するかどうかが境界線、言われてみればそうだなぁと、たくさんいいねを押したい気持ちでハートを押しました。
いやぁマジ作者さま凄いね。
手の隙間からみえる笑み…そうだよね、アマルダはいつもそういう嗤い方をしてた。
心の中がめっちゃ汚かったよ、人を下に見て踏みつけた感じの心の声だった。そこに悪意が無いなんて信じられないわ今でも(・・;)
アマルダは…理解…出来るんだろうか…
いや、無理か。神さまも憐れむ程なんだしなぁ。
編集済
アマルダ、ずっと自己愛を拗らせた人格障害者だと思ってた。
サイコパス寄りのナルシストか、発達障害のアスペルガーかな?って。
脳の構造が、他人の気持ちや善意や誠意を理解できないから、こいつは何をしても言っても無駄だと思ってたけど、神様視点だとそもそも人間にカテゴライズされてないのか。
獣なら「無垢」で「美しい」も納得だ。
常に被害者、常に正義の断罪者、純粋無垢なヒロイン面すると得すると学習した芸を覚えた獣。動物園のふれあいコーナーで、餌持ってると寄ってくる動物とか、餌付けされたコンビニの野良猫?
自分の腹を満たすために、より良い条件を求めただけで、その結果なんてどうでもいい。
そりゃあ穢れなんて湧かないよな。
つまり、アマルダは空っぽで、中身がない可哀想な人間ってこと?
なるほど〜。
……アマルダはやっぱり人間じゃないのね。じゃあアマルダ何者やねんw
サイコパスかと思っていたが、それも人間向けの蔑称だからなあ…
ついに人類からも外れたか
犬の方が人間らしいかも…
神から視れば、アマルダの行動とそれに伴う心の内は “ 人 ” のソレではなく
知恵を持っているだけの獣となんら変わり無いモノであると。
芸を憶え、ソレをすれば餌を貰えて大事にされる
小綺麗にされて特別扱いされる猿と変わらないという事かなぁ...
でもアマルダは理解しないんだろうなぁ...★
こう言っちゃ何ですが、犬猫の方が愛情と忠信を持ってると思います。アマルダより。
"芸をおぼえた犬のよう"
犬好きの私には、やめてその例え と言いたいですが…
更新、ありがとうございます。
なるほど〜。
アマルダは罪を罪であると認識しないから、
どんなにほくそ笑んでも、演技をしても、見捨てても、穢れないんだ。獣なんだ。
プロットに納得!
これだけ考えさせられる小説に出会えるとはおもってなかった