登場人物一覧(5章時点)

【人間】


〇エレノア・クラディール

主人公。十七歳(一か月足らずで十八歳)。

クラディール伯爵家の次女。聖女を目指していたが、魔力不足で挫折。

幼馴染のアマルダから『無能神』と呼ばれる醜い神様との結婚を押し付けられる。


陽気で強気で無鉄砲。考えるよりも口と手が先に出る。要領は悪い。

友達はけっこう多い方。



〇リディアーヌ・ブランシェット

アドラシオンの聖女。

王家の血を汲む公爵家のお姫様。優れた魔力を持つ。

特技はお菓子作り。それ以外もやらせればわりとなんでもできる。


高飛車で高慢。不器用で誤解されやすい性格をしている。

子供好き。友達はいなかった。



〇アマルダ・リージュ

最高神の聖女。

男爵家の娘。エレノアの幼馴染。魔力量が非常に多い。

穢れを知らない清い心の持ち主。


深い付き合いをしない相手からは非常に評判がよく、深く付き合うほど評価が両極端になる。

悪気はない。



〇ロザリー・フォレ

ルフレの聖女。

高位貴族の娘。神殿の他の聖女をいじめていた。

ルフレからは避けられている。



〇マリ・フォーレ

しまった名前がかぶってました。一か所しか出てないので隙を見て変えておきます……。


つむじ風の神トゥールの聖女。

神様には会えないけど毎日掃除をしている。

ロザリーの遠縁で取り巻き。貴族の血を引くけど爵位なし。

背が高く痩せている。口調はややきつい。口も悪い。


ソフィとは「いとこ」か「はとこ」くらいの血縁。



〇ソフィ・グレース

蔓薔薇の神フォッセの聖女。

マリと同じく、ロザリーの遠縁で取り巻き。貴族の血を引くけど爵位なし。

背が低くちょっとぽっちゃり気味。口調はどちらかというとおっとり。でも口は悪い。


マリとは「いとこ」か「はとこ」くらいの血縁。



〇マティアス・ベルクール

ソワレの聖女。二十代。

優しく優雅な王子様タイプ。下位の聖女にも親切。

神官たちと協力し、神殿の穢れにあたっている。

ソワレの聖女であることが誇り。



〇レナルド・ヴェルス

神殿の高位神官。アマルダの取り巻き。

背が高くかなり太っている。

神殿内ではそれなりに影響力があり、面倒見が良いので特に下から慕われている。

聖女嫌いで聖女からは嫌われている。

口が悪い。



〇エリック・セルヴァン

伯爵家の息子。

エレノアの元婚約者。いかにもな好青年。

エレノアとはそれなりに上手くやっていた。

純朴で、本人が思っている以上に素直な性格。

特に女性関係では騙しやすそう。



〇クラディール伯爵

エレノアの父。

小心者であまり有能でもなく、亡き妻に尻に敷かれていた。

自己肯定感に飢えていて、全肯定してくれるアマルダを娘以上にかわいがっている。



〇マリオン・ルヴェリア

エレノアの姉。

エレノアより要領が良く、エレノアより苛烈。

アマルダとはずいぶんと揉めたらしい。

公爵と結婚し、実家とは縁を切ったが、たまにエレノアに手紙を出している。



〇ルヴェリア公爵

姉旦那。本編で姿を見せることはないと思います。



〇クラディール伯爵夫人

エレノアの母。故人。

エレノアが物心つくより先に亡くなっているので、エレノアに母との思い出はない。




【神様】


〇神様(クレイル)

無能神と呼ばれ、冷遇される神。序列は最下位。

人間たちの持つ悪感情(穢れ)を受けすぎたために姿を保てなくなり、記憶も失った。

姿を保てなくなった神様はヘドロのような見た目で悪臭も放っていたが、エレノアが来てからなぜか急にぷるんとした。

ヘドロ→ぷるん→自在に伸び縮みを経て、現在は人型。

記憶はまだ取り戻していない。


おっとりした性格で、誰に対しても敬語で接する。

アドラシオンにだけ敬語が抜けることがある。

穢れの影響で、思考が若干乱れ気味。



〇アドラシオン

序列二位。

戦神で建国神。弱きを助け悪を挫く正義の神。

いつも忙しくて、ちょくちょく神殿を留守にしている。

でも神様を気にかけていて、よく様子を見に来る。



〇ルフレ

序列三位。

光の神。ソワレの双子の兄。

口が悪いタイプの生意気なお子様神。



〇ソワレ

序列三位。

闇の神。ルフレの双子の妹。

背伸びをするタイプの生意気なお子様神。



〇グランヴェリテ

序列一位。最高神。

口数少なく無表情。人間たちの呼びかけにもほとんど応えない、他神とは一線を画した存在。

こんな顔してたっけ……?



〇トゥール

つむじ風の神。序列は下位。

穢れを受け止めすぎて姿を見せられなくなったけど、今も神殿にとどまっている。



〇フォッセ

蔓薔薇の神。序列は下位。

穢れを受け止めすぎて姿を見せられなくなったけど、今も神殿にとどまっている。



〇地母神

失われた神。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る