第6話

「いやぁ、驚いたなぁ。」まさかあんな小さな少年が、武神の一人だったなんて。


「いや...多分だけど...タイキは、何かに体を支配されている。」

ルイは、俺も思っていた事をいう。


「ってことは、助けなきゃだよな!」

レイは、拳を作り得意げに言って見せた。

俺もすごくそう思う。


みんなの気持ちは、【満場一致】


だが... 俺達には、武神に匹敵する力がなかった。

だから俺たちは、特訓して力をつけなければないと思ったら、ルカがこんなことを言った。


「てか~、竜の卵 孵化させて育てれば、超レベルアップで、よくない?」


「そっ...それだぁぁぁぁぁ!」

俺たちは、竜の卵を拾っていたのを、忘れていた。


「でっ...でも 竜の卵って、どうやったら孵化するのかな?」


「あっ...」誰も竜の卵の孵化の仕方を、知る人は、いない。


「まじかよぉぉぉぉぉぉ...」

皆、何も知らぬ顔を、している。


(俺に、調べろってことね...)

「ハイハイ わかりましたよ。」

俺は、渋々 図書館へ向かうことにした。

もちろん あいつらは、ついてきやがらない!めんどくさそうなことには、関与しないってか。


「すみません。竜の卵に、ついての本は、どこにありますか?」

俺は、図書館司書の方に聞いてみた。


「竜の卵に、ついての本ですか?」

「えーっと...こちらになります。」


「ありがとうございます!」

俺は、さっそく読んでみることにした。その本には、こう書かれていた。


【竜の卵 孵化の書】

この本を手に取ったということは、竜の卵の孵化に困っているということですよね。

だったらこの本を読めば、失敗せずに孵化させる事ができます。


1. 暖かいところに置く

2.毎日洗ってあげる

3.毎日話しかけてあげる(話しかけてあげる量や質によって竜の強さがかわります。沢山話しかけましょう。)

以上、3つを一ヶ月間、続ければ孵化するでしょう。



結構簡単なんだなと俺は、思った。

さあハウスに戻ってきてから、卵ちゃんを愛ではじめた。


「おーい、早く出ておいで~」

「おにいちゃまが、待ってますよ~」外から見たらただのヤバいやつだっただろう。


メンバーからの冷たいまなざしは忘れられない。


つづく

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この国で差別される民族出身の俺が【世界最強スキル保持者】悪役令嬢だった奴や最強兄弟と世界を変える いわいわ @rin815

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