第5話
俺は、なんとか新スキル【雷舞者】を、獲得した。
それと同時に、ソレイルは、清龍ダンジョン挑戦権を獲得!
「さぁ、遂に挑戦だな。」
いつも元気な、レイが冷静に言う。
俺たちは、クエストショップへ、向かう。
「こんにちは、どちらのクエストにいたしますか?」
「現在は、ゴブリンの巣がおすすめです!」
「そんなのいいです!俺たちは、これに挑戦します。」
挑戦権を、カウンターに置いた。
この時、ドヤっている顔は、どんなだったか…
「まぁ!清龍に、挑戦するのですか!頑張ってください!」
処理してもらい…遂に俺たちは、ダンジョンに足を踏み入れた。
この後、恐ろしい戦いが起こるなんて、まだ考えてもいなかった。
大きな滝がある。
キラキラと輝く水面が、俺らの心まで見透かしているように綺麗だった。
ザッ…ザッ…ザッ…
???「…ここはどこ…?」
ソレイル達がステージにいる時、謎の少年が彷徨っているのでした。
「せいりゅう〜♪ せいっりゅう〜♪」
陽気に歌いながら、進んでいるのは、レイ
俺は、これからどんな物に出会えるのか楽しみで胸が、いっぱいだ!
そんなこんな事を、しているレイが石に足を引っ掛けて、大胆に転んだ…
「…いたたたたっ…」
「なにしてんだよ…大丈夫か?」
レイをみんなで心配すると。
俺は、見つけてしまった…
それは、紫色をした卵だった…
「うぉぉぉぉっ!これってまさか竜の卵?」
「魔素感知頼むよ!」
「かしこまり!魔素感知〜」
「うわっ、スッゴイ魔素よ400ぐらいはあるわ。」
「竜の可能性あるよな〜」
「俺、育てるわ。」
「えっ?マジで言ってんの?」
みんなが(何言ってんだ)みたいな顔で、俺を見てきたが。
「俺、育てるわ。」
「竜導士ってカッコいいから〜」
「それわかるぅ〜」
竜導士というワードでレイは、賛成派になったらしい…
「竜を育てるのは、魔女にも難しいんだよ…」
ルカが厳しい口調でいう。
「まぁ…俺は、賛成だ…育てれば移動するときに楽になるなるだろ…。」
クールなルイは、合理的だ。
男衆に、押し切られてルカは、渋々許可した。
「卵はやく孵化しないかな〜」
そんな事を、話しながら進んでいくと
男の子が、立っていた。
(……………?)
「お兄ちゃん達はだれ?」
「えっ?…どうしてこんなところにいるの?」
俺たちは、驚いた。
ルカが優しく男の子に話しかける。
「どうして、ここにいるのかな?お姉ちゃんに教えてよ〜」
「ぴかーって、光ったら目の前が、暗くなって気づいたらここに立ってたの。」
俺たちは、目を合わせた。
「これってまさか、異世界から送られたとか?」
「可能性は、ある…」
俺たちは、可能性を【転生】と考えた。
(この子は、もしかすると異世界から来たのかもしれない…)
「名前は、なんていうの?」
と、ルカが聞くと。
「名前は…タイキ=スズキ…」
「タイキ=スズキ…それは!ニホン名、じゃ無いか!?」
と、ルイが興奮したように言った。
「ニホン名って…何?」
「うちの家の、舞者に伝わる【日本】に住んでいた、日本人の名前だ…」
「タイキくんの生まれは、日本かい?」
「うん…日本の東京…」
「東京…それは、日本の首都だった場所か…」
どうやら男の子は、日本の東京から転生してきてしまったらしい…
本名は、【鈴木泰輝 タイキ=スズキ】
タイキと話しながらダンジョンを、進んでいくと…
遂に最深部まで来たらしい。
すごく神々しく近づくのを、躊躇ってしまうほどだった。
そんな、恐れ多いながらも進んでいった。
うぉぉぉぉっ!
あれが清龍か…
「オマエ…タマゴ…モッテルナ…」
「カエシテ…モラオウカ…」
「なんか怒ってない?」
「まさか…さっきの卵のせい?」
ルカが、心配そうにこちらを見る。
「返すもんか、もう俺の卵だ!」
みんなが(えっ?)という。
俺の選択肢は、間違ってないよな?…
「ナラ…タタカッテ…トリカエス…マデ…」
【バトルスタート】
【レイのターン】
闘う ←
魔法
スキル
逃げる
「とゃっ!くらぇぇぇ!」
レイは、珍しく剣で戦う事にしたらしい
【ルイのターン】
闘う
魔法
スキル ←
逃げる
「ふっ!」
ルイは、水舞者で冷静に決めていく。
【サイラのターン】
闘う ←
魔法
スキル
逃げる
「うぉぉぉぉっ!てやっ!」
俺は、スキルは後にとっておいて剣で戦う。
【ルカのターン】
戦う
魔法 ←
スキル
逃げる
「はっ!」
ルカは、魔法で決めていく。
【チームソレイル合計ダメージ 15000】
【清龍のHP 残り 25000】
「まだまだキツイな…」
【清龍のターン】
水柱を発動
俺らは、大ダメージを食らった。
結構ピンチ。
「おにーちゃん達、大丈夫?」
タイキがこっちを見ている。
「僕が助けてあげるよ〜」
「無茶だよ…下がってて!お願い!」
「七武神しちぶしん 【爆風】」
タイキが叫ぶと、暴風が吹き荒れた。
俺たちは、物につかまって飛ぶのを耐えるのが精一杯だった。
清龍は、大ダメージを食らっていた
今にも消えそうだ。
「ツヨキ…モノタチヨ…タマゴ…タノム…」
「ヤッタァ!すごいな〜タイキ!」
喜んでいると、タイキが苦しみ出した。
「ヴゥゥ…ああ…ああ……」
「タイキ…大丈夫か…?」
タイキは、こんな事を言い出した。
「ワレハ…魔国…七武神の1人、泰タイ」
突然タイキに魔物の羽が、生えた。
それはもう1人の人間とは、見えず魔物のようだった。
「ワカキ…冒険者タチヨ…イツカタタカウコトヲ…タノシミニ…シテイル…」
そしてタイキは、飛び去った。
俺たちは、驚きが隠せなかった。
「魔国の七武神といえば、昔の伝説に伝わる魔王、直属の配下だ。」
「その力は、魔王に匹敵すると言われている…。」
(タイキが七武神…?)
この瞬間から俺たちは、魔国の幹部と繋がってしまったのだった。
つづく
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