021話 闇の巫女 v.s 風の巫女 2
先に動いたのは、アイリーンだ。
宙を高速移動しつつ、高く掲げた右足をイマリの顔へ振り下ろした。
真空が金属をへし曲げるような、回転する何かが金属とぶつかり合うような…。
そんな音が響いた。
"ガシュシュガンッ!"
アイリーンの蹴りは《
両手両足に滞留する
右足の振り下ろしを弾かれたアイリーンは、弾かれた勢いをそのまま、流れるように右足の中段回し蹴りへと移行した。
"ガガガシュン"
《
イマリの視界には、もうすでに跳ね上がるアイリーンの
サッカーのシュートの如く、下から振り抜いた爪先を、イマリは身体の軸を、僅かにずらしながら前進し、
至近距離となったイマリは肘打ちをアイリーンの
二人に
イマリは、左腕の
"ガシュシュン"
…
両手両足の
「……
何やら呟き、距離を取ったイマリ。
「近接戦、楽し~いっ!闇さん!まだまだ行きますよ~!」
戦場に似合わない高い声色を置き去りにアイリーンが突進してくる。
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