14冊目 『食料保存の科学』 【詩・童話・その他】★★
【業務日誌】
7月28日(火曜日) 雨
皆さま、こんにちは。
あさぎ図書館 館長の、
この図書館では、館長であるわたしが、ここ『カクヨム』で読み終えた、おもしろい物語や素敵なエッセイを、皆さまにご紹介してまいりたいと思っております。
開館以来、多くの読者さまにご来館いただき、嬉しく思います。皆さま、ありがとうございます。総来館者数も300(pv)を超えることができました。
これからも、素敵な物語をご紹介してまいります。今後とも、よろしくお願いいたします。
さて、昨日ご紹介させていただいた、SF作品はどうでしたか……?
これだけの刻の経過があれば、スポーツ自体がもっと進化していてもよさそうですが、それほどの進化がみられない……というところが、思わず笑えてしまいますね。
皆さまは、如何でしょうか……?
さぁ、それでは、あさぎ図書館の14冊目……。
今回は、素敵な科学の教科書をご紹介いたします。教科書がこういうのでしたら、科学好きが大量発生し増殖していくかもしれませんよ。
【読書日誌】
☆ 小説タイトル:食料保存の科学
https://kakuyomu.jp/works/1177354054898613150
☆ 著者:林海
☆ 小説情報:【詩・童話・その他】 完結済 17話 40.301文字
【「味噌汁の科学」続編。食を科学します。】
ヒトが他の生物と異なる点として、火を使用することが挙げられます。火を使用することで、外敵を遠ざけ、寒さをしのぎ、生活圏を大きく広げることが可能になったのです。それだけではありません。火の使用は、体外消化ともいうべき調理・食材加工技術を発達させ、同時にある程度の期間の食品の保存を可能としたのです。
これらの食料を原資に、人類は農耕と牧畜という供給面を充実させました。
人類は、供給と保存という両面から飢えを克服する方法を手に入れ、その手法を今も洗練させ続けています。そして、流通という手段も加え、食料の量的限界まで人口を増大させ、それに伴う社会構造の充実という大きな成果を得ているのです。
食料の供給と保存の安定化は、長期にわたる探検、航海を可能にし、さらなる生活圏の拡大を可能にしましたが、一方でそれは戦争の範囲拡大と長期化を可能にしたという、負の一面も持っていました。戦争は糧食補給のために、より長期の食品保存の方法の開発を求め、その成果によってさらに戦争状態の長期化を招くというサイクルは今に続いています。
現在、人類は地球上のほぼ全ての場所に分布し、それに資した食材保存の様々な手法は洗練され、現在では美味を求める手段としても応用されるようになっています。
これらの方法を科学の目から観察してみると、また新たな発見があることでしょう。
今回、この文は、拙文「味噌汁の科学」の続編的位置付けで書いていますが、内容に重複部分もあることをお断りしておきます。また、今回の「食料保存の科学」においては、※の部分を設け、科学とは別の、軍事的や宗教的観点とを併記して記すことにします。食料の保存という技術は軍事との関係が深いからです。ただし、軍事についても、宗教についても筆者はどこかに与するものではなく、科学の観点からの記述であることをあらかじめ言明させていただきます。
☆ ひな館長のおすすめポイント!
◎ ひな館長のレビュー
【科学の教科書が、こんなにおもしろい……って経験、皆さまはお持ちですか?】
◎ 感想
梅雨時のジメジメを、わたしたちは不快に思いますよね? でも、食品を腐敗させる菌たちにとっては、まさに天国……なのです。食中毒が多くなる季節だからこそ、読んでおいて損はない、そんな科学の教科書を見つけました!
保存方法にも発見があって、歴史があって、進化があるようです。その食品にあった保存方法を取らないと、美味しさも半減してしまうとは思いませんでした
皆さま、冷蔵庫に入れとけば安心♡ とかお思いでしょう? でも、最適の保存方法はそれだけじゃないのです。
食べ物を美味しく食べたい! という、先人たちの願望から生まれた保存方法を、現代の科学で検証しています。
専門書であって教科書みたい。……でも、解りやすい。ココが大事! 実におもしろい。コレもたいせつ!
新たな知識に出逢えるための読書! 偶にはいいと思いますよ。
◎ そして、おすすめのポイントは……!
普段でしたら、抜粋させていただく、著者さまのあらすじも、おもしろいに貢献していますので、全文を掲載させていただきました。
あらすじも本文も、どちらもとても真面目なモノなのですが、なんとなく感じるギャップがおもしろいのです。
あらすじの真面目さに二の足を踏んでおられる読者さま、この長いあらすじの向こう側では、おもしろい科学の知識があなたを待っています。
本日のおすすめ『食料保存の科学』は、下記URLの書架にございます。
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