舞台に咲いた花

ティラミス信者

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くるり、くるり。

舞うように。


くるり、くるり。

散るように。



世界を作った神様が望んだ通りに、ここで踊り続けましょう。

いつか、ボクはあなたにそう言った。

だけどあなたは、ボクを見て、寂しそうに笑うだけ。


瞳には雨水をたたえ、林檎の唇は弧を描く。

空を彩る雲みたいなあなたは、きっと、どこか遠くに行くのだろう。


ボクを置いて。

ボクの届かないところへ。

ボクの知らないうちに。


そしたら今度は、ボクが代わりに笑ってあげる。

あなたを忘れないように。

あなたを壊さないように。



くるり、くるり。

美しく。


くるり、くるり。

艶やかに。

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舞台に咲いた花 ティラミス信者 @tira_08

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