そして、腐蝕は地獄に――

作者 ヰ島シマ

最高に不憫なオッサンが出てくる最高なお話(不憫スキーによる語り)

  • ★★★ Excellent!!!

良いところはそれだけじゃないんですけど、他の良い部分は他の方が語っておりますので私はネタバレ萌え語りをします!! それがご不快ではない方に読んでいただけると幸いです。ネタバレも萌え語りもお嫌いな方はスミマセン!! 先に謝りますのでこちらは読まず、小説読んでください!!

※この先の展開はわからないので『第四章まで読んだ時点での』と注釈をつけます。

最高に不憫なオッサンがとてもとても可愛い!!

不憫キャラには欠かせない生い立ちの不幸、ちゃんと背負ってます。
虐待育ちです。父親を思い出すと震えて幼少期の精神状態に戻るほど背負ってます。マジもんです。気の毒過ぎて心が抉られるんですけど、そこがたまりませんね!
それに絡んだトラウマのせいでヤク中です。コミュ障もあり人付き合いができません。まともにできないって範囲じゃなく、まったくできてません。返答は無視か暴力のほぼ二択。殺されなかったのは強いからです。弱かったらたぶんすぐ殺されてます。それぐらいできてません。最高!!

オッサンの登場は9話!
最初は突っ張ってるんですよ。メチャクチャに警戒心のかたまりです。そんな頑ななオッサンの心を主人公のクズ男が、こう、ほぐしていくわけですよね。
主人公のクズ男はクズなんで口は達者です。その場限りの優しさに溢れてて孤独なオッサンの心の隙間を埋めていくわけです。
第二章22話のタイトル『心に触るな』。オッサンのココロの叫びです。そのあとで鼻水垂らして泣いた後に強がったセリフを吐くという最高のパフォーマンスをみせてくれます。サービス良過ぎますね。うっかり叫びそうになりました。
オッサンも最初は抵抗してるんですけどね、抗い続けることができない!
コミュ障の自分に寄り添って返事の代わりに暴力ふるっても何しても励まし許してくれるクズに徐々に絆されます。
ところがどっこいクズ男くん、オッサンのことは利用できるコマとしか思ってません。いつでも切り捨てられるしどうでもいい。上司から面倒みろと言われてるから一緒にいるだけです。
少しずつ依存度を上げてくオッサン。友情じゃありません、ガチ依存です。相手のクズ男も友情、親愛、同情なんか一切抱いてない。主人公のクズ男は痛覚鈍い明るいサイコパスで、人を不幸に陥れて笑って楽しむタイプです。そんな奴に依存するとか、なんて不憫なオッサンなんでしょう!!

そんな最高に不憫なオッサンを愛でられます。
他にもいろいろと叫び出したい萌えポイントがあるんですけど、そこは是非とも読んで叫んでいただきたい。
最&高なんで、是非是非。そしてできれば、どれだけ最高に不憫か語っていただきたい。私が読みたいので書いたら教えてください。
もちろん周回で読むのもオススメです。何度読んでも可愛いし、こんなこと言ってるけどそのうち絆されて、ククク……とメチャクチャ楽しめます。

クズって苦手だったんですよ。今まで避けてたんですが、不憫なオッサンを添えると最高のスパイスになるってこのお話で教えていただきました。開眼です。

語り足りませんがこれ以上は気持ち悪いと思うので自重します。

萌え語りがレビューか!? と思うむきもあるでしょうが、そんなに最高なら読んでみるか、と思ってくれる人がいるはず!! 私はそうなのでこれはレビュー! 大目に見てください……|ω·)それでは。

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