主人公は楽しいは正義であり上司に手綱を握られてはいるものの、それを感じさせない自由奔放な享楽主義者であり、半不死のアドバンテージを持ち目的のためなら自身の生をも利用する手段を選ばない性格。まさにダークファンタジーに相応しい主人公は道化のように立ち回り周囲を巻き込み、外道を振り撒きながら今日も地上を蹂躙する。万人向けではないが、ある意味で突き抜けたストーリーを是非!!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(1395文字)
最初の地獄の描写が素晴らしいです。地獄があるなら、本当にきっとこんな感じなんでしょうね。巨人とエカノダから醸し出される、魔物特有の人外オーラがビシビシ伝わってきました。
主人公はとても自由だ。楽しそうだ。(実際は死んだ後、魔物にされてご主人様にこき使われるのですが)話が上手くヘラヘラして嘘つきでどうしようもないですが、人を殺すためらいが無い所が良い。それだけだと殺人快楽小説になってしまうけど、相方の魔術師が心が病んでいるのでフォローに回る所も好き。笑える所も多く、楽しく読ませて頂いています。更新心より楽しみにしております。