来春に向けて

 「働くのは来春」と言われて私は春に主治医から就労許可をもらうべく過ごしている。週に3日デイケアに行き、休みの日にはウォーキングをし、ドーナツショップへ行ってコーヒーを飲みながら文章を書いたりする。


 今回、脳が葛藤するという失敗をしてしまった。ぐるぐる思考の穴に落ちてしまった。そのため、頓服を飲んでしのいだ。


 しかし何とかぐるぐる思考の穴から出ることができた。


 そして、今日は料理ができた。明日のおかずもばっちりだ。野菜も繊維不足にならないように煮たり焼いたりたくさん作った。


 頓服を飲んだのは、脳が葛藤して疲れていたからだ。そういう時は、自分の力でどうすることもできない。


 でも、その一歩前で気づければ、頓服を飲む必要はない。今回はそれができなかった。


 今回の失敗を次回に生かそうと思う。視野を広げてあまり自分の内面にばかり囚われずに、自分の外に目を向けて、ぐるぐる思考をしないようにしよう。ぐるぐる思考は、自分の内面ばかりに目が向くと起こる。マイナスなことばかりに目が行く。


 来春には主治医に就労の許可をもらって、働くのだという私の目標を達成するために、今回のような失敗はもうしないようにしよう。来春に向けて心のリハビリを進めていこう。


 自分の内面ばかりを本当に見つめすぎてきた。目を外へ転じれば、夢中になれること、わくわくできること、そういうことがあるはずだ。そういうわくわく感が今の私にはない。あるとしたらこうして文章を書くのはわくわくする。


 もっと他にも夢中になれることがあるはずだ。それを少しずつでも見つけていこう。自分の内面ばかりではなく、テレビ番組でもいい、なんでもいい、これは面白い、これは楽しい、そういうことを見つけていこう。


 外に出かけることもそうだが、家の中でもできることがあるはずだ。


 行動しよう。行動をコントロールできるようになろう。


 まず、動くこと。これが重要だ。カウンセラーの言う通り、私は心のリハビリができるところまできている。それを信じて、来春に向けて、行動することだ。とりあえず、料理から始めた。いずれ他のこともできるかもしれない。


 独り暮らしだから、家事は自分でしなくてはいけない。少しずつでいいから、それをやっていこう。まずは、料理。苦手な片付けや掃除は、様子を見ながらやっていこう。


 家事を自分でするのは大変だけど、それが心のリハビリになると思うから、やっていこうと思う。


 正直、誰か家事をやってくれる人がいたらいいなと思う。でも、自分でやることが心のリハビリになるから、ちょうどいいのかもしれない。


 来春に向けて、まずは、家事を自分でできるよう、少しずつやっていこう。無理も焦りも禁物だ。少しずつやっていこう。


 読んでいただきありがとうございました。


 

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