私の野望
最初は文章が書けるだけで、満足だった。でも、自分の作品にPVがついたり、フォローしてもらったり、時には評価してもらったり、しているうちに、もっともっとPVや評価が欲しいという気持ちが先走って、いつの間にか、PVの数ばかりを気にするようになった。つもりつもって1000PVを超えて、自分の文章が他人に読んでもらえる喜びを知った。
こうなると、もっと読んでもらうのはどうしらいいのか考え始めた。私は小説は書けないからエッセイやノンフィクションあるいは創作論や評論で勝負するしかない。
また、カクヨムでは、行間をしっかりとって、ゆったり書いた方が読みやすいということも学んだ。今まで窮屈な文章ですいません。
PVが増えるのを見ていると、あわよくば、注目されて、トップ画面に掲載されて、書籍化などという野心も持った。いやはやおはずかしい。
私は、来年の春まで働けないから無職だ。でも、もし、カクヨムで注目されて、作品が売れれば、無職じゃなくなる、そういう思惑があった。
無職でなければ、あくまでカクヨムは趣味として、楽しめただろうに、無職なだけに、これで稼げれば自分の人生が開ける気がして、そんな野望を抱いた。本当にお恥ずかしい。
でも、野望を抱いても、野心を持ってもいいではないか。文章を書くことにハマったおかげで、余計なことは考えなくなったし、本当に野望が叶えばそれにこしたことはない。
そんな野望を持ちながら、しこしこ書いている私である。また一方で「楽しい源氏物語」のために瀬戸内寂聴訳の「源氏物語」を読んでいる。
あと、カクヨムで私を評価してくださった方の作品も読んでいる。その中には一万PVを獲得したすごい方や、現役で漫画を描いていらっしゃる方とかがいて、そんな方に評価していただいたことはとても嬉しい。
私など足元にもおよばない方たちだ。
でも、私には私の文章がある。私らしい文章を書いていきたい。面白い作品を書いていきたい。そのためには、たくさん書くこと、そして読むことだ。
無理を承知で野望を持っても、いいではないか。持つのは自由だ。
たくさん書いて、たくさんPVを獲得したい。そして、必ず、有名になる。無理を承知でそんな野望を持ちながら書くうちに、来春はすぐ来るだろう。そうしたら、無職から解放される。そうなれば、カクヨムで野望を持つ必要はなくなるだろう。
今は夢を見ていたい。
だから、私は書く。うつからの回復のために、そして、ひそかな野望のために。
読んでいただいてありがとうございました。
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