時間をかけて待つ
主治医に「仕事は来年の春」と言われて、すぐには納得できなかった私だが、今日「エネルギーがたまるのを待つ」を書いているうちに、やっと、主治医の言葉がしっくり来た。そうなんだ。うつは「治す」病気ではなく「治る」のを待つ病気なのだと気が付いた。
今は、戻ってきた自分の精神エネルギーを大切にすること。そのためには「できない」ことはあまり気にせず「できた」ことを評価する。そうして、自己肯定をすると、また、精神エネルギーがたまる。
1番いいのは、今の自分はこれでいいと、認めてあげることだ。今の自分の精いっぱいがこれなんだと受け入れる。家事はおっくうで、でも、文章を書いたり、本を読んだりしている時は楽しい。その自分を受け止めることだ。今の自分を受け止めると、また、精神エネルギーがたまる
そうやって、自分を肯定して、精神エネルギーがたまるような心持ちでやっていけば、自然に今よりさらに回復していく。精神エネルギーがたまるのを、時間をかけて待つこと。それがうつを早く治す1番の近道だ。
ちょっと良くなったから、仕事というのは、早すぎる。急ぐことは精神エネルギーを減らす。私は仕事を急ぐあまり、せっかくたまってきた精神エネルギーを無駄に使っていた。今はまだその時期ではないと頭ではわかっていても、心が急いでいた。だから「就労支援A」で面接と履歴書について学んだ時、「どうせ先のことなのに」とマイナスに考え、前向きに取り組めなかった。
今は「就労支援A」で、何度でも学んで、いざ、本当に仕事をする時が来たら応用できるよう学ぼうと思う。今すぐに、役には立たなくてもいずれ役に立つときがくると信じて、しっかり身につけようと思う。
「早く仕事をしたい」と焦ることは、精神エネルギーを減らす。だから、私は急がない。自分が治ってくるのを待つ。いろんなことができて、精神エネルギーが満タンになってくるまで、待つ。
仕事という目標に向けて、来春に向けて、肩の力を抜いて、自分が良くなるのを待つ。待つことは辛抱がいるけど、ここまで回復してこれたのだから、これからもっと、回復してくると思う
だから、もう焦らない。時間をかけて「治る」のを待つ。
それが、回復への1番の近道だから。
読んでいただきありがとうございました。
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