朝が変われば

 朝起きると「ああ、また1日が始まるのかあ」とどっと思い気持ちが襲ってくる。これがなくなれば、うつはかなり良くなっていると思う。「今日はあれをしよう」という気持ちで起きれれば、いい。

 少しずつ、その方向に行っているという気がする。「今日はあれについて書こう」「今日はあの文章を直そう」とか、思う自分がいるからだ。

 書くことで、ずいぶんと自分の状態は変わったと思う。

 何にもないところから、文章を書くことは大変だ。でも、脳を絞るようにして、自分が語りたいことを、読む側から見てもできるだけわかりやすいように書くことは、脳の活性化にもなるし、パソコンを打つことで指も使うし、とてもいい効果を与えていると思う。

 うつ病は脳の疾患だ。その脳を活性化させることは、何か効果があると思う。文章を書くときは、読む側のことを考えて、わかりやすく書くために、脳を使うから、それが、うつにいい効果を与えているように思う。

 書くことにハマると、心のいろいろな引出しから、いろんなものを引きずり出してこないといけないから、楽ではない。なかなか文章にならなくて、途中でやめることもある。

 それでも、自分の思いがうまく文章になった時は、とても満たされた気分になる。

 いつも、満足のいく文章が書けるわけではない。でも、それはそれで、いい。

 今は、文章を書けることが、楽しくてしょうがないから。

 そして、書いたことが誰かの心に届いたなら、これほど嬉しいことはない。

 だから、今日もこうして書いている。

 早く、朝が「今日はこれをしよう」とさわやかな朝になってほしい。それはうつからの回復の第一歩だから。


 読んでいただきありがとうございました。

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