うつ病あるある 待つことのつらさ

 今、私はお腹が空かない。もちろん、三食ちゃんと食べている。食欲がないわけではない。ただ、食べることに喜びを覚えないだけだ。これもうつのせいなのだろうか?

 脳が回復するには栄養が必要だ。つまり、食べることはとっても大事なことなのだ。けれど、おっくう感から、ついつい食事がワンパターンになりがちだ。でも、独り暮らしの私のこれが精いっぱいだから、どうしようもない。

 

いろんなものをバランスよく食べるのがいいのだろうが、なかなかそんな理想通りにはいかない。自然と食べることに関心が戻るのを待つしかない。食べることに喜びを感じる心が戻ってくるのを待つしかない。

 

 待つ、待つ、待つ。うつ病は本当に「待つ」病気だ。自分の意志ではどうにもできない。調子が上がってくるのをいかに上手に待つかが、うつ病とうまく付き合う秘訣だ。だがしかし前の章でも書いたように、「おっくう感」と「焦燥感」が待つ気持ちを苦しめるのだ。


 そして、知らず知らず、ぐるぐる思考している自分がいたりする。そうすると、また回復が

遅れる。


 待ち上手になることが、うつ病を治す上での一番の秘訣だという気がする。うつに抗わず、ううつが消えていくのを待つこと……。それが、うつ病を治す一番の近道だという気がする。


 読んでいただき、ありがとうございました。


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