☆(再)『正義の門』朝斗まな
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第2回気になるどープロジェクト 評価シート
1 作品タイトル『正義の門』
作者名:朝斗まな
2 作品のリンクはこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054917654996
3 尾崎が作品を最初に読んだ日:
2020年8月17日
4 メモ(感じたこと、作品内容など):
① 第1回の気になるどーでも評価したので、再評価のような形になります。
本作は、もともとその国に定着していたルクス教が、新国王の後ろ盾のもと新しく布教されたユス教に追いやられ、あげく内戦となっていく重い舞台設定だったのですが、その両宗教のネーミングがあまりにもよろしくなかった(本当に)ので、変えましょうよと提案した記憶が強く残っている作品です。
② (良かった点)
(1) キャラの描写がさりげない
上品な描写というか、しつこく外見を描写するのではなく、特徴的な部分を拾って描写するところが上手いです。
(2) キャッチコピーとあらすじ良くなってる!
表記のとおりです。非常に良くなってます。わりと気になりますね。中身をちょっと覗こうかなという気持ちになります。
(3) 11話の悲惨さ。
11話を読みましたが、もう身につまされるような思いでした。人によっては「悲惨すぎ」「重すぎ」と感じるかもしれませんが、昨今のダークファンタジーを鑑みれば、このくらいショッキングでも、それはそれで良いと思います。私はこれくらいでちょうどいいショックさです。こうなると続きが気になる。
(4) 貧民たちの行動
貧民たちの行動が、とても私の頭にあるイメージとは異なっていて、これこそショックを受けました。同じ貧民でも決して仲間意識があるわけでなく、それぞれ「この環境にこの民あり」という行動をしてくれます。
かなりぎりぎりの、ナシ寄りのアリ具合です。特にテント暮らしの家主が息絶えたことを受け、すぐにその住処を別の貧民が奪い合う構図など、もうなんというか、ストーリーと直接関係する展開でありながらも、そのぎりぎりの悲惨さだと思いました。
やべーです。
③ (全体を通して気になる点・主な指摘事項)
(1) 1話はちょっと退屈
第1回で指摘したところがリライトされた結果、描写してほしいところは描写され、欲しい情報はもらえているのですが、今度は逆に舞台説明が冒頭から長めに展開されるようになった感じがします。
前の良い部分が薄れてしまった気が……。
中間をとるというか、次のステップというか。意図して読者に対する謎を仕掛けていくようにしましょう。詳しくは動画で。
(2) 12話の、妹の咳
たぶん作者さんの伝えたいことが上手く効果的に伝わってないです。きちんと書けば、逆に引っ張る要素なので、動画チェックしてみてください。
店や病院を探し回ったけど駄目で、小一時間そうして走り回った結果として唐突に咳が止んでしまった。
というのが本来の伝えたかったことなんじゃないかなと思いましたので、確認をしてみてください。
あとは動画にバトンタッチ。
☆もっと詳細が知りたい方は、こちらのyoutube動画をご覧ください。
口下手の尾崎ゆうじが一生懸命細かく解説しています。(だらだらしてるので倍速再生推奨!)
動画のリンク↓
https://youtu.be/UJVrbSYrAQk
では、採点に移ります!
5 この作品の『 続きが気になる度 』は……
…
……
…………
【60%】です!
1話目はちょっと残念だったのですが、11話は文句なしに気になったので、評価を少し上げました。1話目以降の謎しかけを上手くできれば、それなりにダークで気になる作品になるとは思うんですが……それが結構難しかったりするんですよね。手間はかかるし。
でもこだわりと情熱があるのなら、やるしかないかなと思います。とはいえ最終的には作者さんの思う通りにしてほしいですね!
6 読者のみなさまへ:
→ ダークファンタジーが好きな方は、チェックしてみてもよいかもです。(まあ、ファンタジーというファンタジーではないですけどね)
1~2、3話は少し引きが弱く感じる可能性がありますが、できればざっと読んだ方が、11話からの展開がより楽しめるかなあと思います。11話から12話、本当にけっこう良い出来なんですよー。
第1回の評価によりプロトタイプの方を読んだ読者さんも、良ければ今回のリライト版を読んでみてほしいですね。
以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!
気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054917654996
では、次の作品紹介をお楽しみに!
尾崎ゆうじでした!
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