『海神の揺籃』第3中隊情報幕僚
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第1回気になるどープロジェクト応募作品
1 作品タイトル『海神の揺籃』
作者名:第3中隊情報幕僚
2 作品のリンクはこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894900144
3 尾崎が作品を読んだ日:
2020年 7月 12日
4 メモ(感じたこと、作品内容など):
→タイトルは、個人的にはカッコよさげのような。
→キャッチコピーにある『それわ……』とあらすじの『鋼鉄の咆哮ちっく』があまりよろしくないと感じる。作品の雰囲気にミスマッチ。
上のそれも含めてだが、キャッチコピーもあらすじも文の中の表現がちぐはぐで、スラングが気になる。個人的には使ってもいいと思うけど、もろ刃の剣だと思う。ケースバイケースで、この作品の場合は使わない方がいいケースに感じる。
ライトか重厚か、ライトならライトで、バランスを考えてほしい。私が感じたこの感覚を言葉でうまく表現できないが、とにかく違和感が強い。
Q&Aで作品の内容をざっくり説明しているのは、少し目を引いた。でも、そこに描かれているアンサーが、あまり頭に入ってこない。
当作品で『鋼鉄の咆哮』を初めて知った。ググった。コーエーさんのゲームに対しては興味を持ったけど、それで作品の興味が増したかといえば、それはむしろ逆効果だと感じる。
同じ趣味を持つ友達をどんどん絞り込んで探すためならいいけれど、それ以外の読者は、よほどの理由がない限り、このあらすじで読む気を失うと感じた。
軽い感じでざっとあらすじの概要をさらったはずが、逆に読者を遠ざけていると思う。私も、企画でなければ読まない。
後半の方が真面目なあらすじになっており、作品の雰囲気とはあっている。最初からそうすればいいのに、という感じだったが、それでも並んでいるのは設定だらけで、最後に『ある時は海神を滅ぼし』って書いてあって、残念な気持ちになった。
設定をざっと読む限り、海神はその惑星で最強の機械生物だ。コバンザメみたいにくっついている人類的な連中がそれを滅ぼすなんて出来事は、作品の超メインバトルだと想像する。それが『ある時は草を食べ』『またある時は一介の学生』くらいのノリでダイジェストに語られているので、つい突っ込みたくなった。
そしてあらすじ全体を通して、この
→第1話で、その絶望感はより増幅した。
本文中の『雪鶴型水雷艇1番艇雪鶴』という語が登場した時点で私は
無知ですみません、と皮肉を言いたくなるほどだ。せめて無知な読者にとってはどの用語が馴染みのあるもので、どれが馴染みのないものか、くらいの客観性を持って読み直してほしい。
『エンジンテレグラフ』にルビを振っている場合ではない。
現状のままだと、読者に読んでもらうためには、せめて作中のオリジナルの固有名詞にはルビを振るべきだし、漫画攻殻機動隊のコマ外のように脚注だらけにする必要がある。
ただ、小説では脚注を入れれば入れるほど、リーダビリティと呼ばれるものが下がっていくため、そこは知識のある作家こそ頭をひねって考える必要がある。
たぶんまともには読めないけれど、せめて1話だけでも…と頑張ってみましたが、一旦ワードソフトを使って調べてみたら、1話だけで13000字…。
これは私を殺しにきているのだとすら思いました。
酷評になりましたが、読者に読ませようという配慮が感じられなかったので、一人の読者としてやや反感を抱きました。
生意気な口を利いてすみません。
本当は、何も言わずに点数だけ付けて終わりたかったです。
5 この作品の続きが気になる度は……
…
……
…………
【5%】です……。
本当はプロジェクトを始めて早々に、こんな評価を出したくなかったのですが……。本文の文章自体は、軍ものや戦争ものらしいかっこいい文章で、流れるように紡がれていているのですが、読めるのはごく一部だったので、いち読者としてはこんな感じの評価になりました。
数ある作品の中から、何も知らない読者さんの時間を頂戴するということは、そういう厳しいものなのだと、私も改めて勉強になりました。
今後どういう方向性でいくかは、作家さん次第です。
6 読者のみなさまへ:
→戦艦など、軍モノが好きな方は、尾崎ゆうじの感覚を疑って一読お試しあれ。それ以外の方は、正直なところ、あまりおすすめじゃないです。
以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!
戦艦好きの方は、ぜひこの作品のリンクをコピーして読んでみてくださいね!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894900144
では、次の作品紹介をお楽しみに!
尾崎ゆうじでした!
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