神とかいう特別っぽい存在について

けん

1:新世紀直前1999年生まれゲリオン

唐突だが、私の父方の一族は、とある新興宗教を信仰している。新興宗教というのはカルトや少しやばい奴らというようなイメージを持つ人もいるかもしれない。そういうイメージを持っている人は無理してこの題材を読み進める必要はないと思う。不快になるのだけは避けてもらいたい。そしていつか、興味が湧いたらまたこの題材に触れてみてほしい。


もし今読んでいるあなたに興味があるなら少し新興宗教という概念について説明させてもらいたい。


新興宗教というのはキリスト教やユダヤ教、イスラム教に仏教など、古代から人類と関わりを持ってきた宗教に対して新しく興った宗教であるという概念なので、一概にここ数年でできた信仰だとか、最近できた宗教だということだけではない。数百年前から続くものもあるし、実際にここ数年で出来上がるものもある。つまり幅広い。


そして私の先祖が信じてきた宗教も割と古い。新興宗教の割には古い方だと思う。知らないけど(オイオイ)


名前をあげるのが一番早いとは思うのだが、味方が多い分、敵が多いのが宗教というもの。余計な論争を生みたくないし、要らぬ反感を買って落ち込みたくないので名前はあげないことにした。もしもこの記事を読んでくれる人がいて「多分この宗教だろう」と詮索するのは自由なのだが、コメント欄で論争を起こすのだけはどうかやめて頂きたい。


オーケー?


コマンドーなら即死発言であるが本当に大丈夫かな?


というわけでここからは私の身の上話を中心に私が思うことを自由に乱雑に述べていきたいと思うのでよろしく。


私は川越総本部毘沙門天!頭やってるたまi…


ではないのでそろそろ真面目に行こうと思う。このテンションについてこられている人なら今後も心配ないだろう。


やったぜ。


私の父方の祖父の母親、つまり私から見た曽祖母は、とある日本の神々を信仰していた。その信仰は私の祖父に引き継がれるのだが、祖父の信仰心を強める出来事が何度か起こる。

祖父は生まれた時から片肺が弱く、一族からも見捨てられた存在だったらしい。そんな中、実の母親だけは見捨てることはなく、故郷の教会(便宜上そう呼ぶ)に連れて行った。すると祖父は衰弱状態から持ち直し、77歳まで生きることになる。そのような過去があることや、私が知らない原因など様々な要因から祖父もその神々を信じていた。さらにその信仰は私の父に引き継がれる。父は先祖を重んずるという考えを持っているので祖父の信仰を自然と引き継いだらしい。私には信仰ではなく先祖を重んずる方が引き継がれたようで信仰心というようなものはほとんどない。ただ先祖を慕い、尊敬しているだけである。

もちろん影響が全くなかったわけではない。私の根底にある考え方や死生観には父の信仰の影響が強くあるし、何かあると思い出すのはイエスキリストや仏陀ではなく、その神々である。だから信仰心がないというより、あえて信仰しようとしてないだけで、自然と心のどこかに埋まっているのかもしれない。その辺に関しては長い間考えているが、いまいち答えが出ない。


まあそんな感じだ。これまでは私が生まれてくるまでをざっくりと話してきた。なんとなく理解はしてもらえただろうか。私が思うに父は奇跡だと思う。親が信じているものを私も信じようと思えるのは凄い。これに関しては素直に尊敬する。どうしても一度は疑問に思ってしまうものだと思う。その上で父親に寄り添えるというのは今の私にはできていない。

私の場合、アイデンティティが形成されていく時期に世界史好きの影響で他の宗教についても学んだり触れたりした。その結果、私には信仰より先に疑問が湧いてしまった。

一番最初に沸いた疑問は

「神ってなんだ?」

だった。模範的な疑問だと思う。原始キリスト教会の人たちも似たようなことを思ったろうし、タイの修行僧や教皇だって小さい頃は疑問に思ったはずだ。私の場合神々だったが大した違いはないだろう。いずれにせよ神は神だ。父が信じる神とかいう存在。何様だ?神様だよ!


To be continued→


次回予告

シンジくん!もう時間がないわ!こんなエッセイなんか書かずにメサイアコンプレックスの続きを描いて頂戴!そのつもりがないなら就活するか課題やるか寝るかにして!

次回「第拾八話(嘘)信仰の選択」

次回もサービス、サービスぅ!


当エッセイは出来るだけトゲのない平和なお話をするよう心がけておりますが、信仰や宗教といった、デリケートな題材を扱っておりますゆえ、人によっては不快になったり、疑問を抱いたりすることがあるかもしれません。安心してください。それは正常な感情です。各々が自分の意見を持つことが大事だと思うので是非、色々と考えるきっかけにしてみてください。

無論、布教や信仰の強制などはするつもりはありませんので、そちらに関しても安心してください。というか適当に読んでください。

真面目に考え過ぎるんじゃねえです。

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