エピローグ

 星が回る。月日が光の速さで過ぎ去っていく。

 一年後、十年後、百年後、一億年後。

 僕たちはずっと一緒にいたいと思う。大人になって現実を知っても、お爺さんになって現実から離れても。人類が亡びて現実が亡くなっても。

 僕たちはくだらないやり取りをずっとする。僕たちがいなくなっても、虫たちが後を引き継いでくれればいい。地球から笑顔が亡くなったのなら、何兆光年も先まで飛んで行って笑顔を探してほしい。そう星に向かって祈った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

道化少女と僕と 五三六P・二四三・渡 @doubutugawa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ