ランキングに固執しない(マンガで分かる心療内科で読み解く、ランキング荒らしのナゾ

 ノベプラのランキングが炎上したらしいので。


 ひとはなぜ、

「他人への誹謗中傷」

 や

「悪目立ち」

 をやめられないのか。


 仮説として、「孤独だからでは?」と、オレは考える。


「マンガでわかる心療内科」


 を読んで、この二点が

「ランキングで悪目立ちしてしまう人の特徴なのでは」

 と考える





 ●マイナスのストローク

【マンガで分かる心療内科・精神科in新宿 第40回「人はなぜストーカーに走るの?」後編。】

 より、マイナスのストロークの説明。


 ストロークとは、人から人へ向けての行為全般を言う。

 話す、褒める、叱るなども、すべてストロークだ。


 プラスのストロークがあれば、マイナスのストロークがある。


 褒める、笑顔を向けるはプラスに。

 叱る、バカにするはマイナスに作用する。



 災害などが起きれば、避難所でまずい飯でも口に入れる必要がある。



 人は孤独では生きられない。

 心の栄養がないと生きていけない。


 そのため、孤独な人は


「マイナスのストロークでもいいから」


 人に意識を向けてもらいたい、と考えるようになるという。


「好きな子をいじめてしまう」「ストーカーに走る」

 

 行為は、


「相手が自分に意識を向けてくれている」


 と思える。


 なので、人はストーカーに走ってしまうという。


 自傷行為に走るメンヘラや、ネットの「粘着」も同じだろう。





 ●スキーマ


 第76回「エリートがうつになる3つの理由 ~スキーマ・自動思考」より。


 エリートに多いらしいのだが、人はときたま、


「〇〇できなければ、人生が終わる!」


 という強迫観念に襲われるときがある。


「書籍化しなければ!」

「ランキング上位にならないと!」

「注目されたい!」


 とか、そんな感じ。


「結果さえ出ればいい」から、不正を働くのである。



 あのメンタリストDaiGoさんでさえ、

「東大に落ちた! 人生オワタ!」

 と悩んでいた時期があったらしい。


 これは「スキーマ」、いわゆる「心の価値観」が原因だという。


「社会的に成功しなければならない」

「愛されなければならない」

「完璧主義」


 つまり「結果だけを求めている」のだ。


 結果だけを求めると、人は「平気でズルをしてしまう」らしい。


 学生を対象にしたテストでも、テストのいい点だけ、つまり「結果」のみを褒めたグループは

「カンニングをしやすくなった」

 らしいのだ。


「実験者に自信の有無を聞いた後、1ドル札を置いた部屋に入れて、ネコババするか観察する」

 という心理学の実験でも

「自信がない人ほど、ちょっとした不正を働きやすい」

 という。


  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 では、もっとも効果的な対処法は?


 答えは、「何もしないこと」である。



  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 ■炎上を許せないのは、本人のせい


【炎上させているのは、たった一人!〜銀座新橋日比谷有楽町・心療内科マンガ】より


 炎上に書き込み参加している人口の割合は、200人に一人しかいない。


 一度の炎上に加担している人口の割合は、0.001パーセント。

 10万人に一人の割合しかない。


 フランスの心理学者は、

「自分に危害を加える人を、どれくらい許せるか」

 800人の成人男女に質問したという。


 結果、

「体に不調を訴えている人」

 ほど、自分に危害を加える人を許せないと答えたという。


 つまり怒っている人の大半は

「本人の性格や考え方のせい」

 と考えられるのだ。


 なので、「気にしない」というスタンスがもっとも効果的であると考える。


 オレも推しの作品がランキング下位にいるとヤキモキする。

 

 でも、「誰がなんと言おうと、オレは応援する!」と思っていればいいじゃん。


 とはいえ、相手を引きずり下ろしたり、変なズルをしてでも浮上させたりしてはいけない。


 不正を働いたところで、決して相手も喜ばんし。

 それで喜ぶ相手なら、こちらから願い下げだ。


 正しく応援しよう。

 楽しく、創作活動をしよう。

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