駄作認定しても、消す必要はない。

 あなたの作品の中にも、駄作と思う作品はあるはずだ。


 そういうとき、「これはもう読まれないから」と削除してしまっていないだろうか?


 それは、実にもったいない。


 


 ひろゆきさんも「不人気動画を消した」という質問者に対して、「うまくいかなかったから全消しという発想は間違い」だと語る。

 これは「中田敦彦さんのチャンネル」の悪影響だという。

 

「内容全消ししても中田さんのチャンネルが広まるのは、中田敦彦というブランドがあるから。素人が同じことをしても、結局同じことの繰り返しである」

「動画は資産。一円でも稼げるかも知れないから、動画は削除せず残しておけ」

 とアドバイスをしている。

 

 漫画家の真船佳奈さんも【毎日1ページずつ漫画を描いて呟いたら人生変わった話】において、「店の前に並べておけ」と言っている。


 実はオレも、「アーカイブ圧迫するな」と思って、クイズテーマのラブコメを削除仕掛けたことがある。

 しかし、ある日突然バズった。


 ニコニコで取り上げられたのだ。


 まあ、そのバブルも3日で終わってしまい、「一話切り」をくらって「完全駄作認定」をされたが。


 それでも、「残しておけば見てくれる人がいる」というのは、いい経験になった。


 今は受けなくても、残しておけば読んでもらえる可能性はあるのだ。



 また、オレはなろうにアップしている作品をほぼ捨てていた。

 現在も、新作をアップせずに放置状態である。


 だが、そんな作品にあるとき感想がついた。


 これに対して、「申し訳ないことをしたなー」と思い、更新を始めた。



 何らかの手違いで読まれる可能性がある。 

 逆に、棚に並んでいなければ「何もない状態」と変わらない。



 駄作を乗せておくのは、かっこ悪いかも知れない。


 だが、はじめから成功した人間なんていないはずだ。

 もし気になるなら、推敲すればいいだけである。


 オレも推敲した作品で、入賞したことがあるし。

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