苦手ジャンルを恐れない。誰だって最初は苦手だった。

 今回、オレは試しに「異世界推理モノ」の執筆に手を出した。


 といっても、プロットを提供しただけだが。


 理由は「ファンタジーで古畑がやりたくなったから」だ。


 推理小説を書きたいわけじゃない。

 ましてや、倒叙ミステリに特別な思い入れがあるわけでもない。


 古畑がやりたい。


 たったそれだけの理由で、オレは突き動かされている。


 結果どうなったかと言うと、

「推理パートはガバガバだが、ドラマはそれなりの作品はできたんじゃね?」

 という印象だ。


 衝動さえあれば、なんとかなるもんだな!


 眉村先生のお言葉は正しかった!


 やはり、作品執筆のカギは「モチーフ」、つまり内に秘めた衝動だったのだ!


 ただただ、突き動かされるままに筆を走らせていた。

 気がつけば、二〇〇〇文字くらいのプロットが出来上がっていた。


 創作とは、そんなものなのかもしれない。


 とにかく書いてみたい!


 そういう気持ちがあれば、一旦迷わずキーボートを叩いてみればいい。


 下手くそでもいい。

 思いつくままに書いてみる。

 気になるなら何度も、推敲を重ねてみるといい。

 すると、それなりのものに仕上がっているはず。


 俺が「異世界刑事を書いたときに、どれくらい時間がかかったと思う?






 日数で言えば、たったの一日である。


 おとつい職場でメモ書きして、昨日清書した。


 半日ずつ書いてみて、気になったところを埋めただけ。


 で、できあがり。


 今は、同作の別プロットを手掛けている途中。


 いつでも本編書けるぞ!


 このように、作品ができるプロセスなんてこんなものだ。


「ミステリ好きだけど、書くのはちょっと」


 と思っている方へ。


 他にも、別のジャンルを書いてみたいと思っている方も聞いてもらいたい。


 苦手と思っているのは、自分だけかもしれないんよ。


 理想が高すぎるという可能性もある。


 ものになるまで、気が済むまで指を走らせてみてはいかがだろうか?

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