補足 オレがエンジョイ勢を大量生産しようとしている目的

 どうしてオレが、エンジョイ勢を応援するのか。


 オレがこの世で一番嫌いな人種が、

「ちょっと書いただけでクリエイター気取りで、他作品に文句ばっかり言っているザコ勢」

 だからだ。


 クリエイターになりたいと言っておきながら、書こうともしない。

 もしくはちょっと書いただけでクリエイターを名乗る勢のことだ。

 それだけなら、まだいい。そういう人は一杯いるだろう。


 でも、一、二作だけ書いた程度でアマチュアクリエイターを気取る輩に、

「他作品をマウントする筋合い」

 はないのだ。


 年に短編を数作程度で、「アマチュア作家を名乗る」のもアレだと思うんだ。

 ヘタすると、無名なエンジョイ勢の方がよっぽど書いていたりするからなー。

 

 こまめにアップしているなら、まだいいだろう。

 アップする根性がなくても、多作品をけなす行為をしなければいい。


 でも、無神経な人はやってしまう。

「人を貶す達人」になってしまう。

 オレは、そういう「貶しのプロ」を排除したい。


 別に、昔からキライだったわけじゃない。


 オレが昔、こんなんだったから。


 自粛しようと思っているだけだ。


 これは自戒でもあるのだ。


 まあ、二〇代の頃につるんでいたのがこんなのばっかりだったのはある。

 もう付き合いはない。



「映画評」では、ネガティブな意見を出さないとも決めている。

 オレの目的は、「この映画はココがダメ」と主張することじゃない。

「映画って楽しいよね!」ってみんなに伝えることだからだ。

 言いたいことはあるが、「それはプロになってからでも言えるよね」と。

 オレはまだプロじゃないので、見えていない一面もあると思うんだ。

 神の見えざる手とか、オトナの事情とか。

 

 最近はオレもちょっと思うところがあって、他作品にケチを付けるのは控えている。


 小説講座の作品にも、口出しをしなくなっている。

 応募作なので、言いたいことは山ほどあった。

「こうしたら、もっと読みやすいのにな-」とかは、思う。


 ただ、思うだけにしておくかと。


 たいていのことは、講師が教えてらっしゃる。

 だから、あとはご本人が考えたらいいかなーと。

 修正の意思が本人にないってこともあるし。

 

 ただ、数点書いた程度で他作品をボロクソに貶すのはどうかなと思うんだ。


 自分も作品出して貶されて傷ついて、その上での発言ならいい。

 少なくても書いてるんだから。


 つまり、「安全圏で石を投げてくるな」と。


 だからオレは、分母を増やしている。

 

 書くことを習得できたら、「少なくてもケチを付ける機会は減る」と思う。


 自分も書けるようになって、

「書くことの大変さ」

「書く人の心境」

「意見の取捨選択」

 などが学べるんではないかと。


「自作にかまけて、他人の目を気にしなくて済む心理」

 にも、期待している。


 全員には、当てはまらないかもしれない。

 数人程度に刺さればいいかなーと。


 他の作家さんからは、あんまりいい顔されなかったけどね。


 どれだけランカー狙いから煙たがられようと、オレは分母増殖をやめるつもりはない。

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