低空飛行に一喜一憂しない
またSNSで
「PVが5しか付かない! もう終わりだ!」
と嘆いている人がいるな……。
「PVが伸びない!」
「ランキングに載らない!」
など、いまだにSNS等を見ると、
「他人からの評価に一喜一憂している人」
が多いなと。
まあ、書籍を目指しているからなんだろうけど。
ただ、
「他人をコントロールすることはできない」
とわかれば、自ずと自分がどうすべきか見えてくるんじゃないかと。
そのために、「一度自分の作品を見直す機会」と思えばいい。
誰だって、「そのまま、ありのまま」を認めてもらえるわけではない。
シェフだって、
「素材の味を活かしました」
といって、
「生の野菜や肉をそのまま出す」
なんて暴挙はしない。
そういう店があるなら、そこは料理店ではない。
食材の店である。
もし、うまくいかないなら、以下を試してみたら?
「紙の公募に出す」
ネットがダメでも、紙だったらいい線行くかも知れない。
「畑を変えてみる」
よくある話で、
「巨大小説投稿サイトで評価されなかったが、別サイトに転載したらウケた」
なんて聞いたことはないだろうか。
そんなものなのだ。
「いやいや、巨大サイトで受けないと意味ないよ」
という意見は、聞かなくていいかと。
あくまでも試験配信、テストなんだから。
いっそ、そのサイトの方をテスト会場にして、収益が見込める別サイトで本気を出す案もある。
「あらすじやタイトルを見直す」
よくある攻略法。
たいてい、ネット小説は「小洒落たタイトル」は好かれない。
パッと見て自分でも把握できそうなタイトルの方が好まれる。
ヒントとしては、
「書籍のタイトルと帯文とを逆にする」
「二時間サスペンスのサブタイを、いっそタイトルにしてしまう」
といいのでは?
本来帯分にするつもりの文章を、タイトルに持っていく。
または、二時間サスペンスの長いサブタイトルを参考にする
「霧に消えた婚約者! 手がかりは一六タルト!」
「JK連続変死事件! 犯人は時効を迎えた殺人犯!? 狙われた鬼刑事の娘!」
「ひとり市民プール探偵! 昼は窓際オッサン、夜は名探偵! 証拠もブラもポロリしてやる!」
とか、そんなテンションの高いサブタイトルを、思い切ってタイトルに持っていくといいかも。
個人的には、そう思ってる。
とにかく言いたいのは、
「見せ方が悪かっただけ!」
「試行錯誤が足りない!」
「成果主義は、視野が狭くなる!」
ということだ。
たいていの人は、「一度や二度くらいの実験」で、成果が出ないとやめてしまう。
満を持して書いているからだろう。
本人的には全力なのだ。
だが、人気のある人だって思考実験を一回で済ませたワケじゃない。
案外、何度も作り直してようやく評価されたモノがほとんどなのだ。
ある程度テストして、少しずつ客を増やしている。
その過程が面白い、という人だっている。
すぐに結果を求めなければ、広い視野で客層も見えてくる。
オレだって、一つのプロットパターンで何度も失敗してきた。
それでやり方を変えてみたら、案外読まれるようになったりしている。
なので、安易に
「自作は、ネットじゃ評価されないんだ!」
「所詮、これが俺の実力なんだ!」
とか考えない方がいいかなと。
最後に、
「自分の作品って『本当に他人のタメに書いたのか』考える」
ひょっとすると、自分のために書いているかも知れない。
自分が読みたいモノが書籍になくて、自分で書いてみたくなった可能性だってある。
他人のために書いていないなら、どう評価されたっていいよね?
どうなのか考えてみて、
・他人の評価が欲しいなら、方法を変えてみる。
・自分が納得しているなら、このままで済ませる。
人に見てもらいたい作品を書き始める。
でいいのでは?
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