「不人気ジャンルへの挑戦」を恐れない
「ミステリなんて受けないよ!」
「SFなんて以下略」
「時代小説略」
など、ネット小説には不人気ジャンルというものが存在する。
特にSFなどは、長編公募は数えるほどしかないという声も聞こえる。
だが、「不人気だから」といって挑まないのは、もったいない気がする。
小説である以上、徒労に終わるなんてことはないはずだ。
どういうことかというと、ミステリやSFなどは
「他のジャンルとの親和性が高い」
という利点がある。
あなたは「月と怪物」という作品をご存知だろうか。
「大戦下のロシアを舞台にした、SF百合」として、ピクシブで話題になった小説だ。
この作品は後に百合アンソロジーに掲載されるほどヒットした。
要するに
「自分の好きな要素を、他人の好きな要素をまぜこぜにする」
ことで、刺さる作品を描いたわけだ。
ミステリで上位になる作品も、なんらかの「別要素があった」のではないだろうか。
あと、「読者が身につまされる要素が込められている」パターンも、存在する。
たとえば、「スマホを落としただけなのに」という作品もそうだ。
どうだろう? 実にキャッチーなタイトルではなかろうか?
スマホ紛失など、現代人なら誰でも遭遇しそうなテーマではないか。
また、映画「バッド・ジーニアス」などだと、「タイのカンニング実情」がテーマだ。
こういった俗っぽいテーマのほうが、ミステリとの相性はいいのだ。
「本を読み慣れていない人」なら特に。実は、ここが重要だったりする。
「あ、自分に当てはまるかも」
「むむ、これは自分も巻き込まれてしまうかも」
など、
「読者が他人事ではないと思わせるなんらかの要素」
があれば、読者には刺さってくれるかも、とおもう。
「読まれない」という気持ちはわかる。
ただ、工夫次第で目を通してもらう作戦はある。
そこから、本格的にジャンル挑戦してみるのも手かも。
挑戦しないと、いつまでたっても苦手意識に飲み込まれてしまうので。
「ジャンルが弱い!」と嘆くより、「工夫で押し上げる」方法を試してみては。
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