気にした方がいいのは「キャラ」かと。「ジャンル」じゃない。

「異世界転生を描かないと伸びない!」

「このサイトは悪役令嬢を書けばヒットする!」


 など、いろいろな話を聞く。


 実際、ジャンルを自在に書けたらなーと思うときもある。


 でも、自分が刺さる内容が書けるか、と言われたら難しい。


 個人的に、手を出さないでおこうかな、と思っているのは

 ・復讐譚

 ・スクールカースト

 ・ハーレム

 の三点。


 復讐譚は「キリがない」。

 あっさり対象を殺したいけど、殺すと終わっちゃう。

 その後は、別の抹殺対象を考えないといけない。

 かといって、引っ張りすぎるとヘイトがたまりすぎて読者が逃げる。

 抹殺対象がいつまでも、のうのうと生きているのにガマンならない。


 スクールカーストものは、「学園トップの地位に興味がわかない」。


 何が悲しくて、自分を爪弾きにする学園なんかの上位に立ちたいのか。

 オレならさっさと逃げる。

「この学園に居続ける理由が、よほどドラマチック」

 でないと、モチベを維持し続けられないだろう。

 そんなの思いつかない。さっさと逃げてしまう。

 居座っても、神経削るだけだし。


 ハーレムは「実際めんどくさい」。

 どの子も平等に扱わないといけないのが、しんどい。

「自分を恋愛感情抜きで慕っている」程度なら、接する。

 でも愛情が絡むと、オレだとギスギスしてしまう。


 なので、苦手なジャンルは研究程度に留めるのが、精神衛生上いいのでは。


 どちらかというと、その作品内を駆け回る「キャラ」に着目してみては。



 ウケているのは、おそらく「ジャンル」ではなく「キャラ」でしょう。



 魅力的なキャラなら、どのジャンルに立っても活躍できる。


 面白いキャラを作る技術を学んだほうが、刺さる作品を作れるかと。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る