五篇の小品で以て深い処へ落ち着き、解説で芽吹く。

解説を褒めることは、もしかしたら作者の方にしてみれば不本意であるかもしれない。ただ、この作品は解説を読まなければ、足らないと思う。解説やあとがきは読まない、とする者が居ると聞いたことがある為、上のようなレビューを書かせて頂いた。是非解説まで、読め。なるほど、と思って頂ける筈だ。


※小品というのは、明治の頃に使われた、ショートショートという意味の語です。受け取り方によっては、蔑む意味に取られてしまうかな、と説明させていただきました。

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