星空から降ってくるぞ

 なーんか、面白いことがさあ、こう、「ココダヨー! ココダヨー!」とか裏声で言いながら分かりやすく転がってればいいのになぁ。


 昨日は忙しかったざます。

 午前中に義実家に行きまして、お姑さまの「お友だちが羨ましくて買うだけ買ったけどさっぱり上手く使えないスマホ」の使い方を説明してきました。

 取り敢えずラインは使えるようになった、多分。

 わたしを練習台に使っていいよって言ってあるので、隙あらばなにやら綺麗な画像が送られてきたり電話がかかってきたりします。

 お礼に5000円分の商品券と、美味しいお紅茶と美味しいおケーキをいただいてきました。


 昼からは自分の家に帰って家中の粗大ごみを掻き集めて、子どもらの帰宅と同時に入れ替わりで遠くのごみ処理施設へ捨てに行き、疲れてへろへろになっていたところに、夕方にかかってきた電話でまさかの学校に呼び出されました。


 なんかねぇ、すんげぇことになってたんですよ。笑

 上の子くんがね、しばらく前から、えーっとねぇ、去年の10月あたりくらいからじゃないかなぁと思うんだけど、学校をいやに毛嫌いするようになってたんですよ。

 こちらとしては、行かなきゃいけないもんは行かなきゃいけないし、やらなきゃいけないもんはやらなきゃいけないし、そもそも勉強好きな子なんていないし、別に友だちと揉めたとかでもないから、なんとかかんとか通わせていたんです。

 もうねぇ、勉強が嫌で嫌で仕方ないんだって。

 宿題もそう。

 特に漢字が嫌なんですって。

 でも別に塾に通ってるわけでもないし、進学校じゃないんだから詰め込みで大変な思いをしているわけでもないのよ。

 うちのクラスなんてほら、担任がアレだから、特別に先生ふたり体制で見てもらってるからさ、授業で分からないことに目が行き届かないなんてこともない。

 そんでね、呼ばれたからなんやと思いつつひとりで自転車漕いで学校行きまして、はなしを聞いたらさ、なにやら上の子くんが


「教師なんてみんな敵だ! 学校なんて滅べばいい!」


とか叫んでいるそう。

 ……。笑

 おいおいどうした、中二病にはまだ早いぜ。笑

 いやあ、知らんかった〜!

 それ聞いてもう、ほんとね、「うちの子、なんて阿呆なんだろう」と思ってもう、あまりの頭の悪さに笑ってしまって。

 担任と、教頭先生がいたんですけど、あ、わたし教頭先生と仲良しなので完全本音トークを繰り広げてたんですけどね。

 ストレスが溜まってんのかな〜、上手くやれてなくてごめんなさいと謝られ、こっちはこっちで本当にご面倒とお手数おかけしてまじでごめんなさいと謝り倒し。

 なんか上の子くんはここ数日いろんな先生と面談をしてもらっていたそう。

 会話のなかでちゃんと笑ったりもするんだけど、

「勉強する必要性を感じない。学校に通う必要性も感じない。漢字なんてなくても平仮名だけあれば充分。算数とか理解して分かってるから、そんなもんわざわざノートを取る必要性も感じないし宿題も無意味」

とか抜かしているそう。

 あいつ本物の阿呆なのか。

 流石わたしの子。笑

 拗らせ方が本当に面倒くさい。笑

 聞けば聞くほどあんまりにもなはなしだったので、帰ったら一発殴ったろうかなとか思ったんだけど、教頭先生が責めないであげてくださいっていうから堪らえました。

 そんで、これは一体どうしたもんかってはなしになって、いろいろ相談した結果、わたしがスクールカウンセラーさんのところに通ってみることになりまして。

 なんかね、スクールカウンセラーさんはそのへんのプロだからさ、ここでみんなで頭抱えてるより良かろうということになりまして。

 なんかねぇ、スクールカウンセラーっていろんなやり方があるんですって。

 子どもだけが通ったり、親と子で通ったり、親だけで通ったりって、いろんなパターンがあるそう。

 取り敢えずはわたしが、本人にも内緒でこっそりスクールカウンセラーさんに相談に行ってみようってことになりまして、今度ちょっと行ってきてみるね。


 あーあもう。笑

 いやぁ、わたしもさあ、ガキの頃からそんなにお利口さんなタイプじゃなかったから気持ちは分からんでもないけどさあ、でもわたしあそこまで阿呆ではなかったと思うんだけどなぁ。

 旦那もそれなりに阿呆だったらしいから、そっちかな。どっちだろうね! ハイブリッドかな! 笑

 やりようが下手くそなんだよー、もうちょっと上手くスレろや、とか、帰り道に自転車漕ぎながら思ってました。

 いやあ〜、子育てって難しいねえ! 笑

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る