扇風機の弱風で縁側の昼寝

 優しくなりたいなあ。

 って、常々思うのです。

 旧作のエッセイからお付き合いいただいてる方々には、どっかで読んだなそれ、とか思われるかもしれませんが。

 いやまぁ、カクヨムさんは公共の場所なので、これでもお利口にしているつもりなんですよ。

 時々ちょっと、あちらこちらで本性が滲み出てたりもするんですけどね。笑

 日常におけるわたしは、結構性格も言葉尻もキツイのです。

 よくガミガミ怒るので、以前上の子に

「鬼と母さんなら鬼のほうが絶対優しいもん!!」

などと言われたことがあります。笑

 仲の良いママ友さんにも、

「山田(仮)さんはちょいっちょい毒吐くよねぇ〜♡」

とかも言われますしね。笑

 今でこそ歳とったのでまだ丸くなったほうですけど、幼少期から結構なもんだったんですよ。

 頑固で理屈っぽかったので、親や先生は、さぞ相手をするのがいやだったことでしょう。笑

 不登校の子に向かって「おまえは怠惰だ」と言い切り、別の場面でも駄目なことは駄目、するならしろ、できない理由が分からん、するならする、しないならしない、と、白黒はっきりつけねば納得せず、良い言い方をすればものすごいまっすぐ、正しい言い方をすると人を思いやることをさっぱりしない、そんな子でした。


 なぁんでまた急にこんなこと言い出したのかというと、わたしこないだまで、高校からの友人のグループラインを半年ほど放置してたんですよね。

 そんで先日本当に半年ぶりに、そのトークページを覗いたんですよ。

 なんで放置してたかというと、別に彼らのことがきらいになったとかそういうことじゃなくて、ちょっといろいろ精神的に余裕をなくして何かを手放したいと思ったときに、彼らなら放っておいても大丈夫だ、と、恐らく無意識に思ったからなんですよね。

 放置4ヶ月くらいで一度、その友人たちの中のひとりが個別トークでわたしが生きてるか死んでるかの確認をしてくれまして、いやまぁ、いつも放置気味なので定期的に確認されるんですけども。笑

 生きてる大丈夫、放置ごめん、って謝ると、

「いつでも時間あるときでいいんだかんな」

と、優しい言葉をかけてくれるわけです。

 不満があるわけじゃないってことを、言わないでも理解してくれていて、ちゃんと見ろやと文句を言うわけでもなく、いやなら外れろとか思うでもなくて、ただ「死んでなきゃそれでいい」っていうスタンス。

 そうして先日ようやくトークページを開いて、半年分のやりとりを無言で読んで既読だけ付けまして、いやだってほら、相変わらずほとんどがよく分かんないゲームとアニメのはなしばっかしてたからさ、一言も書き込まなかったんですけど、でもね、誰も怒んないって知ってる。

 何食わぬ顔でトークに混じったら、全員が何食わぬ顔で当たり前のように優しく輪に入れてくれるって、わたしは知っているのです。

 優しいんですよ、あいつら。

 ありがたいのと同時に、羨ましいなっていつも思います。

 わたしはほら、いつもアウトプットをする前に、「優しさの正回答」をまず探さないと、優しい言葉って出てこないんですよ。

 「死にたいんだ」って言われたら「じゃあ早うしなよ時間が勿体ない」って思ってしまうタイプなんですもん。

 いや言わないけどね! もう流石に心配することくらいはできるからね!

 でもね、根が優しい人って、そんなことなにも考えてなくても優しいんだよね。

 少なくともわたしみたいな考え方はしない。

 それがね〜、羨ましくてね〜。

 真似したいんだけど、所詮は真似で、本物にはならないんだよなぁ。

 だから、本当に優しい人になりたいなって思う。

 彼らはもう人生の半分以上を一緒に生きてる悪友どもなんですけど、ほんとにそういうとこは尊敬するのです。

 彼らは優しさのお手本です。

 そしてカクヨムさんでは優しさの練習中です。笑

 ものの言い方って大事ですもんね。

 カクヨムさんでは対面じゃないから、レスポンスに時間をかけることができるので、自分の伝えたいものが相手の方にちゃんと伝わるように、できるだけ考えつつカキカキしてるつもりなんです、これでも、本当、一応……。笑

 なんか時々失礼なこと言ってたらごめんなさい、ボロが出てます。笑

 嘘をついてるんじゃなくて、わたしの問題は言い方や伝え方だと思うので、今日もわたしは「正回答」を探すのです。

 時々あんたなに言ってんの、と思うようなことがあったら、

「あんたそれ間違ってるわよ!」

と指摘してくださいませ。

 わたしはその都度、まじかー! と思いながら学習します。笑

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