砂粒のような宝石

 『MIU404』っていうドラマに大興奮です。

 表面も面白いけどでも、深いわぁ。


 さてさて、ツッコまれたのでやっぱりちょっと説明するべきかなぁって思ったので、今回はこのエッセイのタイトルのおはなしです。

 一言で言えば「意味はない」なんですけど、もうちょっと正確に言えば「意味を固定しないようにしている」ですかね。

 エッセイのタイトル『群青で透明水彩がはなうた』がまさにそうなんですけど、意味を持たせないようにつけました。

 本来は青空と入道雲をイメージしてたんですけど、そこにまっすぐに行き着く人はそうそういないと思ってます。


 人は、ものに名前をつけて、それを認識しているんですよね。

 林檎って言えば林檎が思い浮かぶと思います。

 青信号は進んでいいもの。

 学校は勉強するところ。

 ラベリングっていって、名前をつけることでそれをそれとして認識します。

 わたしは前回までのエッセイでは、「安易であること」を重要視してタイトルをつけてきました。

 そのタイトルを見れば、中になにが書いてあるのか分かりやすい、ってことね。

 読んでくださる方々に易しいやつ。

 まぁ、当たり前っちゃ当たり前なんだけど。

 それを、……ね、「やーめよ♡」って、思っちゃって……ね。笑

 『群青で透明水彩がはなうた』

 これを見てすぐにこれがエッセイだと認識した人は少ないと思います。

 だってそういうふうにしたんだもーん。

 エピソードタイトルも、同じ感じです。

 エピソードタイトルは、そのときにわたしの目に入ったものとか、ふとした感覚なんかを表しています。

 タイトルと中身に関連性があるかないかは、受け取り手の感覚によって異なる。

 そういうふうにしたいのです。

 ある人は「なんっじゃこりゃ」と思うかもしれないし、ある人は「ははぁ、なるほどね」と思うかもしれない。

 それでいいと思っているし、そういうところを目指してみてます。

 実験です、実験。

 まぁ中身は所詮、いつも通りのしょうもないはなしなんですけど。

 3話目にして抜け毛のはなしなので、ご存知の通りたかが知れております。笑

 一度読まれたものを何度も読み返されることはあまりないでしょうし、気に入ったものだったら、たとえどんなタイトルであっても覚えていると思います。

 だからー、あのー、イケるかなって……思っちゃって……。笑


 あ、でもあれよ、やっぱり読みたくないものってあるじゃない。

 うちには怖いの苦手な方とえろが苦手な方がいらっしゃるので、そういうのはちゃんと開かなくて済むように配慮しないとなっていうのは考えてますよ。

 まだ具体的にどうやるかは考え中なんですけど、タイトル自体をそれっぽくするか、カッコして注意書きっぽく(あはーん)とか(こわーい)とか足すかとか、いろいろ検討中です。

 でも酷い文句が出ないうちは、このスタンスでやっていこうかなって思ってます。

 だって井戸端会議なんて、テーマとかないもんね。

 思いついたものを思いつくままにどんどん口から吐き出す。聞く。

 それが連鎖して次から次へと突拍子もない話題の切り替えどころも曖昧な長時間の立ちっぱなし長話が成立してるんだから、区切りとかわかりやすさとかそんなものは、無ぇ。笑

 なんかそんな感じです。

 どうよ。笑

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